内容説明
マザー・テレサの死後、信頼できる神父たちに送ったという、いくつかの手紙が発見されました。そこには、驚くべき事実が書かれていました。マザー・テレサにも「心の闇」があったというのです。その事実は、あまり知られていないのではないでしょうか。本書は、コルカタのマザー・テレサのもとでボランティア活動を行い、本人から神父になるよう勧められ、実際に神父になったという著者、片柳弘史氏が、マザー・テレサの本当の姿を、印象に残る言葉、そのエピソード、心温まる絵で浮き彫りにした一冊です。絵を担当したRIE氏は、2012年ANA創立60周年記念機体デザインコンテストで大賞を受賞した、新進気鋭のアーティスト。マザー・テレサの言葉とのコラボで生まれた1ページ1ページは、あなたに「本当の愛」を感じさせてくれることでしょう。ベストセラー『置かれた場所で咲きなさい』著者の渡辺和子氏も絶賛する、あなたの心を癒す一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
80
渇いた心に水が沁み込むようなやさしさがありました。マザー・テレサの言葉にカトリックの片柳神父が何故そのような言葉を語られたのかを解き明かしています。そこには当たり前なのかもしれませんが、大切なメッセージが込められていて、普通に生活していると忘れがちなことを思い出させてくれました。素敵な挿絵も見ていて幸せな気持ちになります。まさにマザー・テレサからの贈り物のような本でした。ひとりひとりを愛されて生まれた大切な人と言って下さるマザー。どこを読んでもマザーが語りかけてくれるようでした。大切にしたい一冊です。2015/06/12
優希
75
再読です。数々の愛にあふれた言葉が、乾いた心に染み込む水のようでした。時間の中に立ち止まり、自分の意味がわからなくなっていた今、必要な優しさが詰まっています。イラストにも癒され、希望が少し見えたような気がします。「あなたは愛されて生まれてきた大切な人」。この一言が胸に刺さります。2018/06/18
ヒロミ
40
素晴らしい本でした。マザーのやさしい言葉と片柳神父のあたたかいエッセイと美しい色彩の挿絵が心に沁みます。2017/06/04
紫羊
24
いろいろ心が凹むことの多い今日この頃、周りのせいばかりの自分を反省しました。ジタバタするのは止めて、ただこの本に書かれていることを意識しながら生きてみようと思います。2016/11/22
ミミネコ
13
ホンワカしたあたたかい絵と、マザーのお言葉と神父さまの解説。どれもが心休まる贈り物。「誰からも必要とされていない」と思い込みドン底に落ちていた時、けして私達をお見捨てにならない御方がいる、この言葉に救われました。人間が怖くなると、神は変わらず私をお見捨てにはならない！と心で繰り返す大切な御言葉です。2020/10/17
