新スマートグリッド 電力自由化時代のネットワークビジョン

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新スマートグリッド 電力自由化時代のネットワークビジョン

  • 著者名:横山明彦【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 日本電気協会新聞部(2015/05発売)
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  • ISBN:9784905217442

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内容説明

スマートグリッドは、次世代の電力ネットワークを支える社会インフラ技術として期待されています。
 本書はスマートグリッド研究の第一人者である東京大学教授の横山明彦氏が、電力ネットワークの視点から、スマートグリッドを定義し、最新動向を紹介するとともに、技術的課題や海外の現状などをまとめた最新のスマートグリッド解説書です。ベストセラーとなった前著『スマートグリッド』から5年、現状を反映し全面刷新しました。
 各地で行われている様々な実証試験により、スマートグリッドの技術開発は日々、進んでいます。また実際に、スマートメーターの導入が始まったり、太陽光発電や風力発電の導入が進んだことで電力ネットワーク上の問題が発生したりしています。一方、2016年には電力小売りが全面自由化されるなど電力システム改革も進展。電力ネットワークを取り巻く環境は、今、大きく変化しています。
 本書は、こうした変化の中で、なぜ、どのようなスマートグリッドが求められるのかを、分かりやすく丁寧に解説しています。
 スマートグリッドとは何かを知りたい、スマートグリッドと電力ビジネスの可能性を探りたいなど、電気や電力ビジネスに関心のある方におすすめです。

(役職名などは書籍発行当時の情報です)

<目次>
第1章 スマートグリッドの今
第2章 スマートグリッドを定義する
第3章 日本版スマートグリッド最新動向
第4章 スマートメーター
第5章 海外の動き
第6章 電力システム改革とスマートグリッド
第7章 実用化までに残される現実的課題

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

syuu0822

3
電力システム工学研究を行う東大大学院教授が、書いた本です。スマートグリッドという次世代電力システムについて、その考え方が出てきた経緯や海外の事例も合わせて解説しています。 普段当たり前に使っている電気ですが、自分の知らないところで行われている様々な課題や改革を知ることができました。これからのエネルギー業界について勉強するのにオススメの一冊です。2018/12/19

ryo1oo3o

1
公的サービスにおける新技術導入には、もちろん政策的誘導が不可欠だが、市場原理に晒されない以上、その技術導入に関するリスクについては社会全体で負う必要がある、ということがよく分かる。ここで社会全体で好きなだけ新技術導入できるFITが不完全なのは明らかだが、すんなりこれが受け入れられたのが謎である。2015/08/10

O. M.

1
2015年2月発刊。国内外のスマグリ関連技術・制度の動向解説書。一般向けで難易度は中。基本的な言葉の定義から、現実の諸問題、将来の課題まで、広く扱っており、今読まれるべき本。事実の紹介が多いですが、所々入る著者の鋭い意見にも価値があります。感想として、近年日本の電気事業の環境変化の下、電力系統計画・運用の全体最適化が困難になり、そのしわ寄せが全て送配電部門にきているという印象です。技術的に明確な解は確立されていません。送配電部門は今後必要な投資も不確実性(停電リスク)も上昇することを認識することですね。2015/06/14

ソウ

1
良書。「賢い電力ネットワーク」定義は「情報通信システムによる双方向通信を利用し、需要家の情報も活用しながら、安定的で効率的な電力ネットワークを実現すること」。ヨーロッパ各国(イタリアが最初に)が採用。2012年再生可能エネルギー固定価格買取、2016年電力小売り自由化。大量の太陽・風力発電は、既存のネットワークに大きな問題(大停電等)を起こす。スマートメーターの設置によって、検診・開閉栓・需要に応じた発電抑制の遠隔操作等が可能に。情報通信を利用したテロ、雇用、料金の値上がり(設備投資の転嫁)等を懸念。2015/04/24

小太郎

0
東日本大震災後の電力システム改革と同時並行で検討されているが、どちらかというとあまりスポットが当たっていないスマートグリッド。スマートグリッドという単語そのものがわかりづらい、キャッチーでないところも原因にある気がする。今までは、電気の需要は能動的にコントロールできないという大前提で物事が進んでいたが、今後はスマートメーターの導入等により、もっと能動的に、システマチックに電力の需給調整ができる可能性がある。足元の電力改革を理解するにも良い本、内容はちょっと難しいが。2016/08/03

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