内容説明
アメリカグルメ、いただきます!
作家夫婦が、ひと夏アメリカで過ごした驚きの体験を嫁目線で語る、不思議で不気味で愛情溢れる、オモシロ日常エッセイ! シカゴのワールドコン(SFイベント)に参加し、サンフランシスコへ。夫氏が決めた旅程は空路ではなく、なんと大陸横断鉄道。50時間列車に揺られて始まった波乱万丈な3ヶ月の珍道中!
「モルテン」とは...
童話「ニルスの不思議な旅」で少年ニルスを背に乗せて運んだガチョウ。「おいしい」ということは移動手段を食して失ってしまうことになるが、今後の交通の便よりも目先の満腹を選んでしまう、この度の行き当たりばったり感を象徴している。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いたろう
58
田辺青蛙さんとご主人の円城塔氏のアメリカ滞在記。シカゴでSFイベントのワールドコンに参加した後、鉄道で50時間かけてサンフランシスコまで。そして、サンフランシスコに3カ月の滞在。ご飯を入れる「おひつ」とアニメのコスプレ衣裳をわざわざ日本から持っていっているのが可笑しい。クライマックスは、入籍だけで結婚式を挙げていなかった二人が、ワインの里、ナパで、二人だけで挙げた結婚式。惜しむらくは、写真が小さくて、よく見えないこと。写真の上下に余白があるので、レイアウトを工夫したら、写真をもっと大きくできたのでは?2018/02/17
ネコタ
25
夫婦(夫は作家の円城塔氏)でシカゴでのSFイベントに参加し、そのままサンフランシスコまで50時間の鉄道の旅。さらに3ヶ月滞在するという生活。それを連載していたものをまとめたもの。どうしてこんなイベントが企画されたのかはよくわからなかったけど面白かった。シカゴではコスプレイベントに参加したり、鉄道旅では食堂車を満喫したり。メインはサンフランシスコでの滞在かな。街の散策、マーケットに行ったり、ナパでワインにはまってみたり、ラーメンブームを起こしてみたりといろいろな話題が載っていた。2018/03/17
たいぱぱ
15
「なんじゃこれ?」とタイトルに惹かれて。田辺青蛙・円城塔夫妻のサンフランシスコ滞在記。夫妻の作品をそれぞれ読んだことありますが双方とも「なんじゃこれ?」でした。だけど、このエッセイはなかなか面白い。『ジョジョの奇妙な冒険』に出てくるナランチャのコスプレをアメリカまで持ってく青蛙さんに笑い、ナパバレーのワイナリーに壮絶に行きたくなる。読んでる最中、ずっとサンフランシスコが舞台のダーティーハリーを思い浮かべてました。今更ながら英語を喋れるって世界が広がるなとつくづく感じましたよ。2017/07/11
aoneko
12
田辺青蛙・円城塔ご夫妻の3ヶ月にわたるアメリカ旅行記。このふつうっぽさが魅力です。円城氏がまとも(まとも…?)な人でよかったなぁ、でもやっぱり、ちょっと変なところがあるのもすてき。と、変な見方をしてしまったけれど、愉しいにちがいない二人旅がほほえましい。2015/05/18
Mzo
11
田辺青蛙と円城塔夫妻のアメリカ滞在記。肩の力の抜けた感じで、すいすい読みやすい。ご夫婦仲がよくて何より。日本での生活を基準にしちゃうと、アメリカは良くも悪くも本当に適当。でも、それがアメリカ。楽しませてもらいました。2017/08/11
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