P+D BOOKS<br> P+D BOOKS 浮世に言い忘れたこと

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P+D BOOKS 浮世に言い忘れたこと

  • 著者名:三遊亭圓生【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 特価 ¥500(本体¥455)
  • 小学館(2015/05発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093522045

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内容説明

昭和の名人が語る、落語版「花伝書」。

 古今亭志ん生、桂文楽と並ぶ“昭和の三名人”の一人として、後世まで語り継がれる噺家、6代目三遊亭圓生。その名人・圓生が、芸や寄席、食べものなどについて、軽妙かつ真摯な語り口で、すべてを語っています。
 全体は、「人情浮世床」、「寄席こしかた」、「風狂の芸人たち」、「本物の味」の4部構成。特に、「人情浮世床」は昭和の落語を伝える花伝書として貴重である。落語ファンだけでなく、昭和の大衆文化に浸れる一冊です

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

128
タイトルからしてね、よござんすね。あたくしは、ってえのから始まる文章はたまんない。時に説教くささが先に出て、「あたくしに言わせれば」なんて言い出すところだけは勘弁ですけども。乞食になったって、道で大道芸人のように噺しますよ、それでもお代を頂けるくらいの話はしますよ、って、こんなことはそうそう言えるもんじゃない。この方、菊五郎と吉右衛門(前のね)さんが本当に好きなのね。色んなところに、はさんでくる。落語ブームにのっかってる若い噺家さんに何より読んでもらいたい1冊。2018/10/01

fwhd8325

68
時代が変わっても変わらないもの、変わってはいけないものを教えてくれるようです。テレビやラジオですが、思いますぎりぎり生の圓生さんを聴いていますが、その語りがよみがえってくるようです。語り口に色気がある噺家さんでした。その後、こんな名人現れません。返す返すもあの騒動がなければと思ってしまいます。2021/03/04

p31xxx

11
6歳そこらから芸人となり、50代では満州で敗戦を経験した落語の大名人晩年のエッセイ。明治時代は名人が颯爽と乗る人力車の幌をわざとかけないのが洒落てたとか、帰国後の収容所で焼け出された家族からの手紙を見つけ出したのが忘れられないとか、戦後の録音も聞き知っていると、時代感覚がおかしくなる。古典的な老人像そのものの語りが逆に新鮮だが、劇的に変わった前後の時代を比べるに、懐かしむ気持ちがあろうか、現代人には想像し得ないところがある。芸風の違う名人だった志ん生を悼むシーンは、ライバルを失った寂しさが印象的だった。2021/05/29

ぜっとん

5
内容も好きなのだけれど、語り口で面白くまたイヤミなく読むことができる。言葉遣いやものごしというのは大切なものですね。2016/06/03

こんぶ

5
近道はない。地道にコツコツと。2015/10/13

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