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内容説明
時代を超えて愛され続ける太宰治の傑作短編を、気鋭の漫画家たちが独自の解釈で【マンガ訳】(コミカライズ)。波瀾の生涯を駆け抜けた無頼の天才に捧げるオマージュ。豪華執筆陣が描く、新たな「太宰」の世界。「姥捨」×岡田屋鉄蔵(「ひらひら 国芳一門浮世譚」)、「恥」×マキヒロチ(「いつかティファニーで朝食を」)、「悶悶日記」×うめ(「大東京トイボックス」)、「親友交歓」×羽生生純(「恋の門」)、「皮膚と心」×坂井恵理(「ヒヤマケンタロウの妊娠」)、「ダス・ゲマイネ」×旅井とり(「めしばな刑事タチバナ」)、「誰も知らぬ」×あさのゆきこ(「閃光少女」)、「葉」×サダカネアイコ(「青春デンデケデケデケ」)。さらに、原作となった小説を「カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生」でおなじみの渋谷直角が解説(渋谷直角「太宰治に高校時代傾倒したけど酔ってただけであんまりよくわかってなかった男による解説」)。原作に忠実に描かれた作品もあり、現代版にアレンジした作品あり、そして…原作をとどめないくらい大胆に意訳した作品ありの読みごたえある一冊。太宰治にハマった、ハマっている人も、一度も読んだことがないという人も楽しめます。そう、太宰治……「かれは、人を喜ばせるのが、何よりも好きであった!」(「正義と微笑」より)。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しましまこ
10
岡田屋鉄蔵先生買いなんだけど、やっぱ苦手分野でした(笑)。2016/06/04
ヒロミ
9
あまり期待していなかったがとても読み応えがあり個性的な作品の集まったアンソロジーで大満足だった。「姥捨」「皮膚と心」「恥」「親友交歓」なんかがツボでした。太宰作品を現代に置き換えてリライトした漫画が多いのですが楽しめました。表紙のマツオヒロミさんのイラストも最高です。ここまでユニークな作家さんたちを集めてアンソロジーを編んだ編集さんの企画力に脱帽。ちょっとコミティアクロニクルっぽい。2015/05/16
うえはる
7
太宰治はちょっと苦手そう、と思っていましたが原作を読もうと思います!2015/02/21
あずま
4
太宰治って、重たいイメージやとっつきにくいイメージがあるけど、こう見ると滑稽な短編もあるんだなと思いました。でもどこか胸の奥をざわざわさせる怖さがあります。2021/08/22
オランジーナ@
3
太宰治の小説を現代風に解釈して漫画にした本。原作を読んでいないのが多いので原作も読もうと思った。2014/11/23