内容説明
気の強い女は好みじゃない。いったいこの気持ちは何なのか?■私立探偵のハリー・ロニガンは、彼女の外見にはだまされなかった。どういうわけか少年の身なりをしているが、彼女は隅から隅まで“女”――それも“いい女”だった。彼女の名はチャーリー。向こう見ずで気が強く、すばらしいヒップの持ち主だ。チャーリーが張り込みの邪魔をしたおかげで、ハリーと彼女は悪党のトラックに押し込められ、命からがら逃げる羽目になった。だが、悪いことばかりとは限らない。雨を避けて入った森の小屋で、彼はこう考えた。小柄でセクシーな彼女と体をあたためあうのも楽しいじゃないか!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
13
誰にも頼ることなくバーを手堅く経営し、その収入で母を看取り妹を育てたヒロイン。姉妹を捨てた父を憎む心の底でどうしようもなく彼の温かさを求めていたのが透けてみえて切ない。ヒーローは強く攻撃的な性格の裏側にあるヒロインの純粋さや傷つきやすさを理解するようになるのですが、実は彼はヒロインの父に頼まれて彼女たちを探していたのです。本当のことを言わないままで彼女との関係を進める訳にはいかず、悩むヒーロー(笑)いや真剣なのは分かるけれど懊悩するナイスガイはおいしいもの。この作者さんのヒーローはわかりやすく男らしい。2015/05/11
akiyuki_1717
2
テンプテーションにしてはホットさが控えめだし、ヒーローが追跡している事件自体がショボかった。ヒロインは生い立ちから自立心が強いのは理解できるんだけど、経営するバーの酔っぱらいは制御できるし、ヒーローが父親と知り合いだったと嘘をついたことを非難するのに、自分自身はヒーローの言いつけを守るように言われても何度もあからさまに嘘をついて、ヒーローを窮地に追い込むのが腑に落ちなかった。言うほど賢くはないし、それに気付いた途端に謝罪もなく、一方的に仕事の依頼も切ろうとしたり、26歳の経営者としてはお粗末な行動です。2016/07/30
ちはや
0
2002.2.17 ★★★
める
0
強気なヒロインに誘惑されるヒーロー、たじたじ。誰に対しても一歩も引かず戦いを挑むヒロインだけど、ふと見せるギャップが可愛いかった。2012/07/21
こえん
0
ヒロインの気が強いところが、ちびっと苦手だった…。2010/08/12