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内容説明
奇跡を呼んだ一本松の物語。
七万本の松原からたった一本、津波に耐えて残った陸前高田の一本松。一本松は震災で被害に遭われた人たちのみならず、世界中の人びとの復興への希望の象徴でした。バイオリン制作者の中澤宗幸氏は、流された松でバイオリンを作り、鎮魂の演奏会を主宰しています。詩人の北門笙氏は、この一本松と中澤氏の出会いをモデルに一編のファンタジーを生み出しました。
松の子どもピノは、突然の津波で親や友達を失い、悲しみの中、孤独な毎日を送っていました。一方、バイオリン作りの名人のおじいさんは、その流された松の木でバイオリンを作ろうと思い立ちます。ピノとおじいさん、二人が出会い、そのバイオリンが奏でられるとき、奇跡がおとずれます。
【ご注意】※この作品はカラー版です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
読書会【テーマ 読み聞かせ交流会】 東日本大震災のことを忘れないで欲しい、と陸前高田の流木で制作したヴァイオリンを【奇跡の一本松】の前で演奏した実話を基にした絵本。2013/05/21
チュンセ
2
震災後に書かれた実話をもとにした絵本。重くなくじわ~~~と心に響きます。2015/05/10
読書家さん#cA5ctr
0
〜音になった命〜 岩手県陸前高田市の震災で実在したお話しで、この絵本には“松の子“と表現されている。 震災で倒れた木でバイオリンで松の子は、父母、仲間を思い出し、一本だけ残された松の子が 勇気を出して町の人々と共に生きていくお話し。