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内容説明
下請けからの脱却をはかる男たちのドラマ。
景気低迷、工場閉鎖、日本の産業を支えるはずの町工場が、ここ10年以上も厳しい環境におかれている。そんな状況の下で、東京・下町の工場の男たちが立ち上がる。
自分たちの技術で深海潜水艇を作り、海底1万メートルの探査をしようという大プロジェクト。日本のモノづくりの在り方を問うノンフィクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco
30
東京の町工場が声を上げて開発が進められた深海探査機「江戸っ子1号」について書かれたノンフィクション。海の知識ゼロから出発したことにビックリ。町工場、企業、大学などプロジェクトメンバーが多いだけ、ぶつかり合いやそれぞれの思惑もあり、プロジェクトを進めていく大変さが伝わってくる。町工場、中小企業の底力・熱意を感じられる一冊。2015/04/17
ふぇるけん
16
下町の町工場が深海の無人探査機を開発するという夢を持ち、それを実現するまでのドキュメンタリー。『日本のものづくりはすごい』というような単純なサクセスストーリーではなく、企業間連携の難しさ、研究機関との連携や資金調達の難しさ、工程管理/プロジェクト管理の重要性などいろんな要素が入っていて参考になるケーススタディです。これから『江戸っ子1号』が深海探査でどんどん活躍することを期待してます。2015/01/11
けんとまん1007
14
確かに、深海というのは、ある意味別な宇宙でもあるわけだ。それぞれの思い、得手不得手、相性などなど、いろいろあって当然ではある。結果として、それらを乗り越えての結果がここにある。マスコミを通じて知るしかなかったのが、”まいど”と”江戸っ子”で、やはり、ついつい心情的に応援してしまう自分がいた。一番面白いと思ったのが、発想の転換。レガシーではあるが単純だからこそいいということや、安い×数をかけて調査すればという考え方。参考になると思う。2014/10/30
run
9
ノンフィクションの深海の話…興味持てるかな、と思いながら読み始めたけど、紆余曲折あって、熱くて、とても読みやすく面白かった。2015/10/30
kmfm
9
華々しい宇宙開発に比べ、目立たない印象の深海探査。資源のないと言われた日本が有する経済的水域には、レアメタル、メタンハイドレートなど眠っているとされる。なぜ開発は進まないのか。本書を読んでいかに深海を攻略することのハードルが高いかを思い知った。しかし、『江戸っ子1号』を成功させようとあくせく奮闘する人たちがいた。プロジェクトを進めていく難しさも痛感したが、何より誇れるのは日本の技術力の高さだ。これをスタートとしてがんばってほしい。2015/02/21
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