―<br> 9番目の音を探して 47歳からのニューヨークジャズ留学

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9番目の音を探して 47歳からのニューヨークジャズ留学

  • 著者名:大江千里【著者】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • KADOKAWA(2015/05発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048120036

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内容説明

これはまるで“のだめ”だ(笑)――二ノ宮知子(漫画家)帯文より。

今までのキャリアをすべて捨て、47歳の時に愛犬と一緒にNYの音楽大学・ニュースクールへ留学する。20代のクラスメイトに「ジャズができていない」と言われ、がむしゃらに練習すれば肩を壊し、自信喪失する日々が続く。しかし、ジャズレジェンドに触れ、仲間たちに励まされ、ジャズの、音楽の喜びを手に入れていく。ポップミュージシャンからジャズピアニストへ。勇気と努力の心ゆさぶられるリアルストーリー。電子版はカラースナップ113点を収録。


目次
■9th Note
憂鬱のはじまり。
痛み分けはジャズの味
ジャズ学校の異邦人
ジャズに焦りは禁じ手か?
ジャズをひと休み。陽はまた昇る
秋学期よ、こんにちは
双子のフェニックス 
二ューヨークにいる亀
キンモクセイの咲く頃に 上 
キンモクセイの咲く頃に 下 
長いトンネルを抜けて
9番目の音に誘われて
■13th Note
それは憂鬱などではなく…
スモールワールドとモーニング息子。
ホームタウンと20ドル
サンドイッチとビバップ
ハイジの国から来た男。
6つの種から始まった
リユニオン。再会を夢見て
帰り道はいつも寄り道
Stage Fright(舞台恐怖症)
未来を箇条書きにしてみると
宿題引き受け株式会社
データ&インデックス 
大江千里■1960年9月6日大阪生まれ。1983年、シングソングライターとしてデビュー。2008年、渡米。NYの音楽大学ニュースクール卒業後、オリジナルジャズアルバム3枚をリリース。現在は米国内を中心に積極的なライブ活動を展開中。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

むぎじる

48
10年後の自分を想像できてしまった大江千里が、まっさらな自分に会いに行こうと決めた。犬の「ぴ」と連れ立って、ニューヨークにジャズ留学した4年間の物語。東京での生活をたたんで、ジャズの知識をまったく持たないまま、ジャズの魅力に引き寄せられるように旅立った勇気に打ち震えた。つらく落ち込む日々も、音楽を嫌いにならず、過去の栄光に逃げることなく、がむしゃらにピアノに向かう真摯さが尊い。音楽を通して得た人とのつながりは、大江千里の血肉になっているように感じた。「自分は自分」これがスタートの合図。素晴らしいエッセイ。2015/07/12

ケイティ

23
読みごたえたっぷり。いくらジャズに傾倒していてもポップスが染みついて彼は、学校では「ジャズをまったくわかっていない」と言われゼロからのスタート。日本でも成功を収めたのに、冷静に自分のキャリアをとらえ、とにかくジャズへの愛を支えにとてつもない努力の日々に尊敬の念を抱かずにいられなかった。私はたった1年だけイギリスに語学留学したが、もっと頑張ればよかったという後悔と同時に、またやる気を起こさせてもらいました。さすがアーティストだけあって文章もリズミカルで上手。今後も活躍に期待します!2016/02/02

ちゃこてい

22
大江千里という人は、ミュージシャンとしての才能が勿論あるのだろうけれど、それ以上に努力する事、決して諦めない事、音楽を愛する事、その才能が凄いと思った。彼の曲が好きだったように、彼の文章がとてもすきだ。2019/06/02

またおやぢ

16
『歯磨き粉のチューブの最後の一押しまで使い切る人生をイメージしてみる』”大江千里が好き”と言えば同級生男子からは馬鹿にされたものだ。それでも、ポップなメロディーは勿論、日常に揺れ動くナイーブな心象風景を紡ぎ出した詞は、多感な私の心に刺さったのだから仕方が無い。20数年ぶりに目にした彼の詞が、変わらずの大江千里であるのが、驚きであり嬉しさも感じる。47歳でジャズを志し渡米。好みのサンドイッチをオーダーするように、大切な想いや学びを積み重ねていくオヤヂの4年間の記録に、「自分を生きること」の意味を感じた一冊。2016/04/01

azukinako

13
あの大江さん?47歳で留学?ジャズ?もいうタイトルが気になり読み始めたのだが、これは、自分って何?学ぶって何?楽しいって何?辛いって何?自分を生きるって何?を知ろうともがく1人の人の話でした。ものすごく良かったです。2016/11/16

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