内容説明
●『ボスにお手上げ』(レイ・モーガン著)シャイラの上司マットは、ハンサムでやり手の実業家だが、人間味には欠けている。そんな彼が、ひょんなことから赤ん坊を引き取ることに。世話係をシャイラに押しつけると、マットは平然と言い放った。「あとは、妻を人材紹介所から探してきてくれ」
●『一夜の奇跡』(アネット・ブロードリック著)テスは早朝のしつこい呼び鈴で起こされた。玄関先には、二年は戻らないと言ってチベットに発った幼なじみのクレイグが立っていた。なぜ、二カ月もしないうちに帰ってきたのかしら?ふとテスは彼が旅立つ前の、あの一夜の出来事を思い出した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
21
何度目かの再読。最初に読んだときに感想を書いたように、二編ともほんわかした読後感。「ボスにお手上げ」は特にお気に入り。仕事もバリバリこなし気楽な女性と浮名を流すボスが急死した腹違いの弟が残した赤ちゃんを育てる決心をするところからお話が始まり、部下のシャイラを巻き込んで二人の生活が一変。惹かれ合い、戸惑い、距離を置こうとして逆に自分たちの気持ちを自覚するあたりが自然です。目を離せない双子の世話を通して家族になっていくふたりに好感を持ちました。2018/01/09
糸車
0
短編二本収録。とてもやさしいお話でした。「ボスにお手上げ」は、亡くなった弟のために遺児を育てる決意をし、そのために妻を手配してくれ、なんて言いだす上司と、仕事用のお堅い外見とプライベートの魅力的な性質をきっちり使い分ける部下とのお話。「一夜の奇跡」は、ずっと幼馴染として接していたふたりが、一夜にして関係が変わってしまい、相手と向かい合い、どんなに愛し合っていたか自覚するというお話。どっちも登場人物も少なく、舞台も限られている分心の関わり合いが濃密で、素敵。ときどき読み返したくなります。2013/02/19
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