内容説明
1放蕩伯爵と白い真珠キャロル・モーティマー/清水由貴子 訳 1年前に亡くなった夫の喪が明け、公爵未亡人のソフィアは社交界に復帰した。自宅で開いた舞踏会に現れたのは、奔放な伯爵として悪名高いダンテ! 10年前、未婚のわたしにつきまとい、あろうことか唇まで奪った男性がなぜここに? 彼女の心はかき乱された。
2ウェルボーン館の奇跡ダイアン・ガストン/さとう史緒 訳 子爵のジェラルドは重い気分でウェルボーン館にやってきた。不慮の死を遂げた母親の遺言で、館に住む見知らぬ3人きょうだいの後見人を務めるはめになったのだ。事実を告げて早々に館を立ち去ろうとしたところ、驚くほど美しい長女ジュスティーンが現れ……。
3シークの愛の奴隷マーガリート・ケイ/泉 智子 訳 アラビアで父親の仕事を手伝うフランス人のジュリエット。乗っていた船が嵐で沈み、彼女はラシュアール王国の浜辺に流れ着いた。当地の部族に捕らえられ連行されたのは、光り輝く壮麗な宮殿。彼女は王国のプリンス、カリドへの贈り物にされてしまったのだ!
4悩める公爵エリザベス・ロールズ/高木晶子 訳“国王が決めた花嫁に難色を示す皇太子を説得せよ”法外な命令に、公爵のケスターは自邸の図書室でつぶやいた。「愛に基づかない、便宜上の結婚なんて最悪だ」新妻のリネットにそれを聞かれ、彼は青ざめた。実は自分も必要に迫られ、裕福な家の娘を娶ったから。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
27
エリザベス・ロールズ「悩める伯爵」のコミックの優しい雰囲気が気に入って。傲慢じゃなくて打算的じゃなくて誠実な伯爵さま。経済的に行き詰って裕福な家庭の令嬢を娶ったとは言え、妻を大切に扱うヒーローは好感度大。互いに惹かれあっていてもそれぞれの人となりをまだ掴めなくてじれったいふたりが可愛かった。こういう本って読みたいのは一作だけなのにって思うことが多くて面倒くさい。二作目のダイアン・ガストン「ウェルボーン館の奇跡」が思いの外良かった。両親はいろいろダメな部分が目立ったけど、子世代はきっと幸せになれる気がする。2018/07/03
KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
22
①キャロル・モーティマー ②ダイアン・ガストン ③マーガリート・ケイ ④エリザベス・ロールズ 今回もマーガリート・ケイ目当て。 これから読もうと思ってるシリーズと1作目が、今回のマーガリートの作品の続編らしいので、読んでみたかった。好きな世界観だったので、シリーズの方も期待できそう。そして、今回の他の3作も面白かった。 2019/11/12
くまた
3
C.モーティマーは公爵未亡人ソフィアと義理の甥の親友ダンテのお話。これ目当てだったけど短すぎてなんのドラマも無く終了でガッカリ。D.ガストン、これ一番好き。気まぐれな生母の遺言で異母弟妹の後見人になったブレナーと母の再婚相手で公爵の連れ子のジュスティーンのお話。M.ケイは違法?発掘の帰りに難破してシークのカリドへの貢ぎ物にされたジュリエットのお話。典型的なシーク物で好みじゃない。E.ロールズは負債を何とかするためお互い承知の上で結婚した公爵ケスターと新妻リネットのお話。公爵が良い人で読後感良いけど短すぎ。2018/02/27
akiyuki_1717
3
短編四作なんだけど、どれも中途半端で、3作目に至っては、エピローグでは別人の思いや、次作に続く的な内容ばかりで、なんでこの短編に押し込んだんだ?と悩んでしまった。一番良かったのは四作目。ただし、皇太子の話は必要だったのかなぁ、これもまたスピンオフを匂わせてるのかな?こういう予告みたいのは短編ではページの無駄なんで止めてほしいです。2015/11/09
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