勝つ投資 負けない投資

著者名：片山晃/小松原周

クロスメディア・パブリッシング（2015/05発売）

• ISBN：9784844374121

内容説明

国内外の企業数千社を見てきた機関投資家と、驚異的な成績を残している個人投資家が、市場に対するそれぞれの考えと行動の共通点と違いを明らかにしていきます。
　投資先の選定方法の違い、そのIRや社長の観察などのポイントがあります。本書を読めば、株式市場に参加していくにあたっての成功ポイントと、資産運用で減らさないためのコツがわかる内容になっています。
　結論としては、投資のプロである機関投資家に個人の投資家は“いかにカモられないか”の知恵を提供していきます。

目次

はじめに　小松原周
序章　投資家になるということ
バイトで貯めた65万円を握りしめて
行きがかりでなったファンドマネージャー
個人投資家の強みを生かした投資を
機関投資家の制約
あなたの投資手法は株を始める前から決まっている
投機家ではなく投資家になろう
第１部　勝つ投資編 ・・・・・・ 個人投資家　片山晃（五月）
第１章　デイトレはそろそろ限界かもしれない
右も左もわからなかったデイトレ時代
デイトレーダーとしての限界
割安株投資に活路を見出す
時間も情熱もかけられない人が取るべき手法とは
第２章　株式投資で勝つための銘柄選別法
低ＰＥＲや低ＰＢＲで買っても大きなリターンは得られない
投資で最も大事なのは「変化」と「想像力」
数字の先にあるストーリーを見る
なぜ中小型株に投資するのか
第３章　買い方、売り方、見分け方のポイント
投資で利益が得られる3つのパターン
「いつか上がる」ではなく、「いつ上がるか」
アイデアを多数持つことで塩漬けを回避する
チャンスは平等にはやってこない
自信を積み上げて勝負する
なんのために投資をしているのか
第２部　負けない投資編 ・・・・・・ 機関投資家 小松原周
第４章　株式投資のキホン
マーケットが暴落しても心配ない投資とは？
株価が何からできているかをご存じですか？
理論株価は簡単に計算できる
株式とは何でしょう？
「投機」と「投資」の違いとは？
リスクとリターンのバランス感覚
大化けする銘柄が眠る場所
マクロデータは実はあまり重要ではない
第５章　プロはこうして銘柄を選ぶ
メガトレンドを探せ！
投資したくなる会社とは？（社長編）
投資したくなる会社とは？（組織編）
投資したくなる会社とは？（ビジネス編）
投資アイデアの発見
伸びる会社のサイン
伸びない会社のサイン
第６章　ポートフォリオの組み方と勝つ投資家のメンタル
安く株を買う
エントリーのポイント
　１　ドルコスト平均法を用いる
　２　テクニカル分析を使う
　　　移動平均／一目均衡表／ＲＳＩ
お勧めは長期投資
ポートフォリオの基本
リターンを大きくするポートフォリオづくり
勝てる投資家のマインドセット
お金の価値と人生の価値
あとがき　～投資の魅力とは～　片山晃 （五月）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[徒花]

まあまあ。個人ブロガーと機関投資家による共著。具体的なメソッドとかというより、投資に対する心構え的なことがまとめられている。そのために専門的な用語は少なく、わかりやすいっちゃわかりやすいけれど、じゃあ本書からなにか具体的に得られるかというとそんなに残るものもなくて、読んでも読まなくても変わらない印象も受ける。なにを目的として読めばいいのかよくわからない本になってる印象。

2021/04/30

[えちぜんや よーた]

学校では教えてくれない知恵のカタマリ。中学・高校の社会科の授業で教科書がわりに使っていいんじゃないですか。これから就職活動をする人が読んでもためになる。何十年にもわたる職業人生を歩んでいくための基本的な考え方。株式投資をしない人にこそおすすめの本だと思う。

2015/11/01

[ツン]

勉強になりました。片山さんが書いている具体例が失敗談ばかりなのが好感持てました。

2022/11/17

[ヒデミン@もも]

65万が25億円❢　天才だと思うけど、やり方は基本中の基本。しかし、それが私にはできない。自分が思い入れた会社が大きくなると嬉しい。でも最後まで信用できないところが。。。

2015/12/14

[こうせいパパ]

片山氏目当てで購入。目新しい内容ではなかったが、所々でハッと気付かされる部分はあった。もっと片山氏の体験や現在の仕事内容について知りたかったので、やや残念ではあった。

2015/06/10