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内容説明
地図とは地形や道路、建物などの現実を記号化すること。そのためには、さまざまな省略があります。地図の制作者はどのように現実を記号化するのでしょうか。「総描」「転位」とはどのような作業なのか? また、基準を決めるのも重要です。たとえば、海抜0メートルの決め方とは? 地形図と海図の基準の違いとは? 日本の近代以降の地図を中心に、読み方から楽しみ方まで紹介する入門書の登場です。(講談社選書メチエ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゲオルギオ・ハーン
24
地図の読み方や地名の由来にまで話を広げた一冊。地図に興味を持てたし、地図から得られる情報が自分が想像していた以上にあったのが印象的だった。私は地方で車を運転していろいろな場所に入るが、初めて入る場所もあり、ナビの情報だけだと「あれ、どうしてこんなルートを通るのだろう」「なんか着くかどうか不安だな」と思うこともあるので本書を読んで地図帳も車に置いておいた方が良いのではと思うようになった。著者は地図からさまざまな情報を読み取り、行ったことのない場所でも地形を把握できる様子、なんだかとても羨ましいと思いました。2024/04/22
目黒乱
7
地形図の読み方を基礎からというわけではなく,地形図に関するさまざまなエピソードを集めた感じの本でした。最初のほうに,地形図の読み方の基礎は他書を読めと書いてあるのですが…。北方領土や竹島の地形図は買おうと思いました。2015/10/30
おさと
6
地図は((o(´∀`)o))ワクワクする!2015/06/03
海星梨
5
地質とか地図とか地形とかそういうものに興味があるもののなかなかどこから手を出せばいいか分からない、というなかで出会いました。メチエなので学術的で難しいのかなと借りてきて一ヶ月くらい立ちましたが、実際読んでみるとそんなことはなく。初めてのことばかりで目が滑る部分もありましたが、地図の世界が少し分かったかな。最後の章は、カラーで写真もあれば嬉しかったですが、そこまでは無理かな。著者のものでそういう本もあるみたいなので読んでみたいです。2019/05/21
スミレ雲
4
こういう本、買ったの初めて。読んだのも初めて。だから、とても新鮮。地図の見方って、結構適当に見てたけど、記号を意識するだけで、情報の量変わってくるから、不思議。当たり前かもしれないけど。とても参考になる本でした。2016/08/10