内容説明
日本国民は七十年間「平和ボケ」で過ごすことができた。しかしそれがいよいよ、そうはいかない極めて厳しい「危機」が日本の周辺で発生している
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかひー
3
★★★ クラウセヴィッツの戦争論を下敷きに述べている。多少現実認識がどうかと思うところもあった。2015/05/06
ゆうぼう
2
平和ボケした日本人のための戦争論。といいつつ、『戦争論』はもはや古典であるそうで。。。読んでいるこっちがボケそうなぐらいの作品でしたねえ。東アジアにおける緊張した国際情勢なんかを受けての何らかの示唆があるのかと思ったわたしがバカでした。2014/10/13
arinoko1979
1
私があまりにも平和ボケしすぎているのかなぜこの本が「平和ボケした人間に「対する」戦争論」と呼べるのかよく分からず。 確かに書いていることはごもっともであり面白くもあり勉強にはなるのだが。 あと「本編は最近の情勢を反映しているのだろうか?」と疑問に思ってしまう。 まえがきは2014年5月となっているのだが。 シリア情勢、ロシアVSウクライナ、イラクの混迷などを見ると長谷川氏が唱える「21世紀は米国が圧倒的な力を持つから安定する」が本当なのかと。 頭の悪い私としては摩訶不思議な本でした。 2014/06/09
terbagus
0
戦争の時代から平和の時代になって、戦争の時代の理論であった戦争論を下敷きにした一党独裁体制の維持が困難になった、従って中国はソ連と同じように崩壊せざるをえないし、この平和がアメリカの武力の下の平和のため、アメリカに逆らうものはすべてテロリストになる、という氏の意見で、最近の世界情勢がなんとなくわかる。しかし、リベラルが時代に逆行するのはわかるのですが、自由主義が行き着くところまで行くとガラガラポンになる気もするのですが。2014/10/24