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内容説明
タブーを破った感動の対話! 神道に精通した旧皇族。仏教の奥義を知る大阿闍梨。竹田恒泰氏と塩沼亮潤氏が、立場の垣根を越えて、「日本の伝統精神」について語り合った。戦いによらず統一王権を築いた天皇の独特さ、フランス料理のソースに勝る日本のダシ、日本人の生活のほうが欧米人より宗教的、自分は「中継ぎ」であるという自覚、北野武監督に「救われた」人たち、日本が幸せになることが、世界の幸せにつながる光り輝く61のエピソードで、この国に生まれた幸せを実感し、伝統精神にも触れることができる。日本人必読の一冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フリージア
34
ラジオで塩沼亮潤和尚を知り、竹田恒泰氏との対談本を手に取りました。塩沼亮潤和尚は小学生の時から千日回峰行をしたいと思っていた、辛いとか止めたいと思った事はない、との事でした。時代ごとに「命懸けの行」を行う役目の人がいると仰り、運命や使命のようなものを感じていたようです。お坊様なのに古事記にも詳しく、伊勢神宮にも参拝され神道にも詳しい大阿闍梨。仏教や神道を超え、日本の根本に触れるお二人の対談でした。いつかできたら仙台慈眼寺へ訪れてみたいと思いました。2021/10/09
ゆきこ
12
竹田さんと塩沼さんの対談形式で書かれた一冊です。神道と仏教の話を軸に日本人の精神性について語り合ってられて、タイトルのとおり日本に誇りを感じられる内容となっています。人生のヒントになるような心に残る言葉もたくさんあり、読んで良かったなぁと思います。2017/09/16
phmchb
6
日本で自然発生的に出来た神道とインドで生まれた世界宗教と言われている仏教がそれぞれの独立性を保ちながら合わさって日本精神の基礎を作り上げたことを改めて認識しました。仏教についてもっと知りたくなった。2015/04/09
ちなつパパ
6
「日本という国で、日本人として生まれて良かった」と心からの感謝の念を抱くことができました。仏教で言うところの偏りのない「中道」を目指し、神道ばかりではなく仏教への理解も深めようと思います。しかし、塩沼亮潤大阿闍梨の神道に関する造詣の深さには驚かされました。2014/04/18
ココアにんにく
4
2年ぶりに再読。改めてお二人の組み合わせはすごい。神仏習合、和合です。大阿闍梨の「世執法執」の話は今の私の気持ちを戒めてくれました。「どんな人にも敬意を払う」も読んでいると自分のことを指摘されているようで自省しています。「自分の思い通りにならない場合に起こる感情=怒り」は思い当たります。竹田先生の教育論は厳しいようでいて説得力があります。寺子屋教育のすばらしさはいろんな方も本に書いています。竹田先生の『現代語古事記』気になります。2016/11/29