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内容説明
本書は、本田技研工業が四輪車製造に進出する前の昭和35年に、本田宗一郎氏が自ら著した初めての作品。日本のこと、政治・経済のこと、技術やレースに対する思いが綴られている。「大衆に向けてどういう製品をつくったらいいかと、アンケートを取ることは参考になる。しかし、大衆が知っていることなのだから、それはもはや新しいデザインではない」と言い切るところに、技術者としてのプライドが見て取れる。本書を通じて浮かび上がる氏の哲学に古さはなく、むしろ今でこそ学ぶところが多い。また、時間を超えて現代に語りかけてくるような文体は、氏の人柄を表わしているようでもある。夢を追い続け、本田技研工業を町工場から世界のホンダに育て上げた男の原点がここにあった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジェンダー
39
タイトル通り言いたいことを言っている感じがしてその人の人柄がよく出ていて読みやすいです。一見ぶっきらぼうに見えるけれどそうではなくて自分が開発した物については責任を持って取り組んでいてただ売るだけではなくて消費者目線で開発しようとしているのが伝わってきます。しかも自分の目でみた海外の自動車、バイク、そして日本。レース事情や道路状況などを語っているのでとても説得力があります。今と当時とではまた違うかもしれないのでここに書かれていることが全てではないけれど主張には筋が通っていて反論しにくい麺もあります。2014/08/29
くま
5
本当に「ざっくばらん」で面白かった。 今、また「ざっくばらん」に語ってもらったとしたら、ほぼ同じようなことを話しそうだなと思った。 でも、今、ホンダのジェット機は空を飛び回っているから凄い。もう一つのジェットは色々しがらんじゃっているから飛べないのかしら?「ざっくばらん」にやれれば飛べるのかな?と思う。
subuta
2
愚痴っぽい調子も含め、遠慮のない物言いが面白かった。2020/08/31
dpx400jp
2
ホンダの創始者の本田宗一郎氏の、人生そのものや考え方が記されている。 「思想さえしっかりしていれば、技術そのものはそう難しくない」など、本田のトップとして、思想の大切さが繰り返し強調されている。 読みやすく、それなりに面白い本ではないでしょうか。2010/01/04
M.M
2
この人は天才だと思う。精神面や頭の速さ、人徳。少しでも近づきたい。2013/07/23