会社人間だった父と偽装請負だった僕

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会社人間だった父と偽装請負だった僕

  • 著者名:赤澤竜也
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • ダイヤモンド社(2015/05発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784478007594

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内容説明

ある事件をきっかけに会社人間だった父親の人生を追い始めた著者。その過程で見えてきたのは、家族までを抱え込むことで社員に忠誠心を植え付けてきた日本企業と、会社のために身を削って働く父の姿。会社に忠誠を尽くせば一生安泰。そんな時代が終わって十数年。今、会社は利益のために人を平気で切り捨てるようになった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほじゅどー

13
★★★滅私奉公で働く大手銀行の重役を務めていた父親は会議中に倒れて死んだ。銀行の損失補填の責任を背負いながらの脳出血による戦死だった。慶應大の学生時代に女子高生の彼女と子供をもうけて駆け落ちし、業界新聞記者、塾の講師、信用金庫と職を転々とする著者。真面目に会社のためだけを思って働き続けた挙句に憤死する父親のような人生はまっぴら。会社のために滅私奉公する人生など歩みたくないと決意。偽装請負の過酷なトラック運転手へ。資本主義は多くの人を幸せにするシステムではなかったようだ。。2017/04/29

tellme0112

9
昭和のパワハラ男。妻に手を挙げる時点で読む気失う。読むの辛かったが、読メの感想は悪くない…。もう少し信じて読むことにして、信用組合のエピソードまで読んだが、女性蔑視にたえられずに閉じた。私も自営業の会計やってるのだ。感想は人のものを読んで楽しむだけとする。昭和の空気に反吐でそう。p105「愛人は○○人だ」で本を閉じた。たえられない。はあ~。フェミニズムの本が読みたくなる。2020/07/20

としピース

4
本書は、NHKの番組「わたしが子どもだったころ」(2007-2010)と「ファミリーヒストリー」(2008-2017)を合体させたようなノンフィクションで、「典型的に昭和な赤澤家」の来し方がつづられている。 無菌室育ちの子女(そんな人種はもはや存在しないか)はショックで気が遠くなるかもしれないが、勇気を出して就活のためになると思ってぜひ読んでもらいたい。また、今の仕事や職場が嫌で嫌で仕方がないお方にもお勧めする。辞めるにも続けるにも勇気がいるということなのである。2017/05/02

ひとまろ

4
かなり稀有な立場の人が書いた自伝的なルポ。 親子関係や学歴、危険な立場に置かれた仕事など。 食品倉庫での仕事を 「ピラミッドの石を運ぶエジプトの奴隷」 と表現したところなんかは秀逸だ。2016/01/18

mustache

2
一億総中流意識を支えた企業の家族主義的経営システムの崩壊と、露悪的な著者の半生の記述が不思議に絡み合った書。新自由主義的な競争にさらされ続けた日本の企業の労働現場で、働く人々がどれほど苦しめられてモラルハザードを起こしているかを如実に描いている。2017/03/29

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