〈家政婦は名探偵〉シリーズ<br> 家政婦は名探偵

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〈家政婦は名探偵〉シリーズ
家政婦は名探偵

  • ISBN:9784488200046

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内容説明

ウィザースプーン警部補は医師の死体を前に困りはてていた。名刑事として認められつつある彼だが、無類の好人物ではあるものの、実は捜査の才能は皆無なのだ。警部補の立てた手柄はすべて、屋敷を取り仕切る家政婦ジェフリーズ夫人が先に真相を解明したうえで行う、さりげない誘導のたまものだった。今回の開業医殺害事件でも、苦戦する主を見かねた真の名探偵ジェフリーズ夫人と、屋敷で働く使用人一同からなる探偵団が、解決目指して警部補には内緒で動きだす。ヴィクトリア朝ロンドンを舞台にした、明るく楽しいミステリ・シリーズ第1弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

冴子

74
来週から始まる相葉くんの「貴族探偵」はこういう話かも、と思える。人柄は良いが、刑事としてはできそこないの主人の為に、家中の使用人が走り廻って事件の謎を解く。時代はヴィクトリア朝のイギリス、ってことは「荊の城」と同時代? シャーロック・ホームズがでてきそう。使用人たちがそれぞれ生き生きと描かれ、楽しい。最初は入りにくいが、被害者の人となりが明らかになり始めた辺りから、面白くなってきた。次回の予告があるのが珍しい。2017/04/12

ぶんこ

69
落ち込むような本を読んだ後や、疲れた時の息抜きにはぴったりの本でした。 これが2冊目で、もういいかなと思っていたのですが、年末の慌ただしい日々の合間に読んでみたら、かなり気持ちが回復しました。 そんな時用に、続編をお気に入りに入れておこうと思いました。 刑事としては無能ですが、とても人柄の良いウイザースプーン警部補。 殺人犯とは無関係ともいえる他の人々のの書類を焼く場面で、こんな雇い主だったら私も全力で助けるだろうな。 この本の核となるのは、彼の人柄あってこそですね。 2015/12/24

ねむねむあくび♪

55
図書館の本。これもコージーミステリーになるのかな?楽しく読了しました~♪o(^o^)o ちょうど、イギリス貴族ドラマ『ダウントンアビー』を観ていたので、イギリスの使用人たちがくっきりとイメージ出来て、楽しめた♪今までのコージーミステリーの定番、女主人公がお茶やお料理やお菓子を作りつつ、素人探偵で事件を解決する!…よりも、使用人探偵団!(笑)のほうが、機動力もあってテンポも良いなー。続編も読みます!!ι(≧∇≦)ゝ2016/04/03

momi

48
お気の毒な旦那様!旦那様のためなら私たち何でもします!!この屋敷の旦那様で警部補殿は、死体を目の前にしても何をしていいのやら全く分からない!!でもとにかく人は良い!彼を慕う屋敷の使用人達で秘かに「使用人探偵団」を結成し事件を解決し旦那様の手柄になる様に導いていく!!さて今回は毒キノコ殺人事件です!たまにはサクサク読めるこんなコージーミステリーもいいな〜!殺人事件なのにほんわかして、使用人達も個性派ぞろいで楽しい!!シリーズ追いかけていきます!2017/02/15

すい

45
とても人の良いウィザースプーン警部補だが、刑事としての素質は限りなく低く、同僚刑事に過去の活躍を怪しまれてもいる。そんな彼が何故今まで難事件を解決することができたのか。それは家政婦のジェフリーズ夫人率いる使用人たちが彼に気付かれないように情報を集めて推理し、それとなく彼を解決へと導いてきたから!よくある展開なのに面白いのは、それぞれのキャラが魅力的だからだと思う。今では考えられないような杜撰な捜査(解剖医は酷いな)も、本書が何十年も前の作品だとすれば理解できる。これは続編が楽しみだ。2018/05/09

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