ハヤカワ文庫NV<br> ウェイワード―背反者たち―

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ハヤカワ文庫NV
ウェイワード―背反者たち―

  • ISBN:9784150413347

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内容説明

山間にたたずむ小さな町、ウェイワード・パインズ。絵に描いたように美しいこの町には、ある秘密が……。そんな町で初めての殺人事件が起こる。全裸で打ち捨てられていた女性の死体には、血が一滴もない上に、ひどい拷問を受けた形跡があった。保安官イーサンが捜査を始めると、そこには被害者の意外な正体と、偽りの町に潜む闇が浮かびあがるのだった。M・ナイト・シャマラン監督ドラマ化! 衝撃作『パインズ』続編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

53
先ずは3巻目が出た後に読了したことに感謝しよう。さて前巻で何故統合中の主人公を家族に合わせなかったのか等の答えが見えてくるが、一番の疑問であった果たして彼はこの世界に馴染むことが出来るかというところにスポットが当てられる。そして彼の決断はパインズという町を次の展開に否応なく押し流すことになる。しかし例え彼がその道を指し示さなかったとしても人は反抗するものである。いや生物は反抗期という親離れを必要とする(遺伝子の拡散のために…)そのセオリーを無視した生き方は緩慢な自滅に他ならない。2015/08/31

yumiDON

50
おお、とっても面白かった。1巻でちょっと結末にガッカリした方はこっちの方が楽しめると思います!!逆に1巻で大満足した人には物足りなく感じるのかも。私は前者だったけど、これは完全に好みの問題だと思う。それくらい読ませる力が物凄い。もう先が気になって気になって寝不足。海外ドラマの「LOST」を観ていた時もこんな感じだった。これはもう、続き行くしかないです!!明日も仕事だけど、行くしかない(笑)2016/05/09

藤月はな(灯れ松明の火)

45
真実は人の目を開かせるが、それが人々の幸運に繋がるとは限らない。そのことを実感させる巻。「滅ぶなら勝手に滅べ」と思うのに対し、選ばれた人類を救済するという傲慢さはキリスト教色が濃い欧米ならではなのか。だが幾ら、備蓄していたとは言え、大量の電力の供給を賄う人手の確保はどうしているのかなど、穴がありすぎる楽園に対し、文化的支点を作り上げつつあるアビーのことが気になって仕方ない(笑)それにしてもイーサンはテレサが誰と暮らして何を想って暮らしていたかを知ると自分のことを棚に上げて罵倒しそうなタイプに思えてならん。2016/03/02

momi

43
三部作の第二部です!!山間にたたずむ小さな町「ウェイワード・パインズ」絵に描いたような美しい町の秘密が明らかになりました!二千年後の世界。完全にSF!!作者が「ツインピークス」に感化され書かれた作品だそうです!海外のいろんな映画やドラマを集め凝縮した感じ…。知能を持つアビーの存在は「猿の惑星」を思い出してしまいました。この偽りの楽園で起きていることに夢中になります!!一気読みです♪♪ 2015/08/31

yucchi

41
前作からあまり時は経過していないようだ。一見穏やかに生活しているように見えるパインズだが、そんな中で起きた殺人事件をイーサンが捜査していく。話の流れ上、「なんで今この人の名前があるんだろ?」と思っていたのだが、ラストで納得。っていうかいかにも続きます的な終わり方。 なんかアメリカのエンタメ!って感満載(笑)2016/05/18

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