メディアワークス文庫<br> 彼女のトカレフ

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メディアワークス文庫
彼女のトカレフ

  • 著者名:峰月皓【著者】
  • 価格 ¥627(本体¥570)
  • KADOKAWA(2015/05発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048693288

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内容説明

新宿・歌舞伎町のビルから飛び降りて亡くなった母親の形見を整理していた女子高生の摩耶。荷物を探るうちに彼女が見つけたのは、ずっしりと重い、黒光りする拳銃。 トカレフ。 やはり母は、なにか事件に巻き込まれたのだ――。 そう確信した摩耶は母の死の真相を探ろうと、トカレフを手に歌舞伎町へと向かい、ヤクザ抗争に巻き込まれる。 不条理なルール、納得できない暴力――立ちはだかる様々な困難に心折られながらも、歯をくいしばり、死にものぐるいでぶつかっていく摩耶。 そして彼女は、新たな人生を歩き始める……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

29
母親の死の真相を調べる為に母の形見である拳銃片手に歌舞伎町へ向かった摩耶が、ヤクザ系列の広告代理店に入社する事になった所から始まる話。峰月さんお得意のお仕事小説なだけあって今回も安定感がありました。何も知らなかった少女が仕事を通して成長していく姿はやっぱり良いですね。ヤクザが絡んでくるのでシリアス要素も結構あり、前作とは違った緊迫感があったのも良かったです。残念なのは終盤の展開が盛り上がりに欠けた所でしょうか。ちょっとあっさりし過ぎだったかな。何にせよ次巻も期待してます。2015/03/05

よっち

21
進路も決まりかけていた女子高生・摩耶が、裏社会小説を書いていた母親の突然の飛び降り自殺に疑問を持ったことをきっかけに、その人生が激変してゆく物語。物語序盤で迂闊な行動もあったとはいえ、母親を失った女子高生が、あっという間に裏社会の片隅に身を置くことになるその転落ぶりには愕然。ただそんな世間知らずだった彼女が周囲の人に助けられつつ、みんなと共に生きていけるように新たな一歩を踏み出す展開は、若いなあというか現実はもっと厳しいかも?と感じる部分もありましたが、総じて前向きで分かりやすく、好感の持てる物語でした。2015/03/08

た〜

14
拳銃を持った女子高生が、悪徳旅行会社に就職する話。セーラー服(学校独自の制服だけど)と機関銃(拳銃だけど)だな、これは。面白いけど2020/06/09

かんけー

11
凄く面白いです!親友(友達)って良いなと染々思いました。実在する地名がポンポン出てくる(^_^;)特に「その筋」の人達関連のノベルはリアリティが有りすぎて(笑)摩耶は小説家だった母が変死した事に疑問を抱き、偶然見つけたトカレフ(母が隠し持っていた?)を持参し歌舞伎町へ...ストーリー展開も巧みで飽きさせない。其ほど凝った伏線も張って無いのに読んでる此方はハラハラドキドキの連続(^_^;)摩耶の上司の(?)散崎、イラスト無いのでわかんないけどきっと強面のおっさんなんだろうな~(^_^)でも頼りがいのある2015/04/24

たこやき

10
急死した母。その母の残したものには、拳銃が……。母の死の理由を調査しに歌舞伎町へ……行ったら、いきなりホストに騙され、助けてくれたグレーゾーンまっしぐらな旅行会社で働くことに。主人公の成長が主で、かつ、最終的に死の理由も描かれるのだけど……。なんか、主人公にしろ、その周辺があまりにうかつ過ぎて、「おいおい……」という感じになってしまった。ちょっと合わなかった。2015/07/22

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