文春文庫<br> 保科正之の生涯 名君の碑

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文春文庫
保科正之の生涯 名君の碑

  • 著者名:中村彰彦
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 文藝春秋(2015/05発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/28)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167567057

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内容説明

将軍家光の異母弟として悲運の生をうけながら、忠勤と民への慈愛身をつくした、この稀有なる会津藩主の歩んだ清洌な生涯を辿る

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つーこ

52
保科正之って、いろんな本に出てくるけどあまりよく知らない人で、この本を読んで深く深く感動した。玉川上水とか火除地などなど彼の功績の凄さもさることながら、「明暦の大火」後の保科正之の行動には本当に感服した。徳川家に従順に仕えながらも、常に民の方へ目が向いている。こんな政治家が今いたらな〜と、これを読んだ人はみんな思ったよね?残念なことに、肉親との縁が薄い人なので余計に『生かされている』という精神で、周囲に感謝しつつ生きたんだろう。『足るを知る』うん。素敵な生き方だな〜。2019/08/02

り こ む ん

43
彼を成すものは、母の子を守ろうとする強さ。見性院と信松院の無償の愛。そして、保科家の人々の教え。全ては幼少時に培われたもの。回りが、彼をここまでの名君にしたのだろう。確かに、本人の性質も多分に有るだろうけれど、高遠での日々がなければ、名君にはなり得なかっただろう。生涯を通じて家族と別れが多いのは、産まれながらの運命を感じずにはいられない…この時代なら仕方がないのかも?ただ、その人に尽くす人生は、やりきった!ここまで、一筋に懸命にやりきった人は、そういないからこそ、読了した時の感動と感銘はとても深い一冊2016/07/05

つーこ

34
読んでた!読んでたじゃん、私!こんな分厚く読み応えがある本なのに、すっかり忘れてた・・。読書メーターありがてー。先日読んだ保科正之の本よりも、グッと深く細やかに時代背景や文化なども描かれていて面白い。(忘れてたけど)この保科正之がこんなに名君だったことが、あまり世に知られてないのが残念。そろそろ大河にどうかな?2022/05/23

ume 改め saryo

34
物語は保科正之の生前の時代を語るところから始まり、その稀代の名君の激動の一生を語ります。 多くの生に恵まれ、それ以上の死に直面した。 こんな人がこの地球のTOPにたったら、どれほど輝く星になることだろうと思います。    読んでよかった(^^)2014/03/26

シャルル

18
以前読んだ本より小説仕立てで読みやすい。 学生時代に読めばもっとスムーズにこの時代の日本史が頭に入ったかも。 末期養子の禁の緩和とかただただ丸暗記だったなぁ~ 武断政治から文治政治へと徳川家繁栄のため尽力する。 統治している高遠→山形→会津での藩政も素晴らしい。 ただ、下手な2時間サスペンスドラマより身内が亡くなってしまう。この時代の子供は簡単に早世してしまうんだなぁ… それでも徳川家への忠勤が第一。 こんな人になりたいという憧れというより、畏敬の念を抱かざるおえない。2021/03/21

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