内容説明
“プログラミングコンテスト”で勝つための必須テクニック「アルゴリズム」と「データ構造」の基礎をマスター!
本書はプログラミングコンテストの問題を攻略するための「アルゴリズムとデータ構造」を体得するための参考書です。初級者が体系的にアルゴリズムとデータ構造の基礎を学ぶことができる入門書となっています。プログラミングコンテストでは、高い数理的能力で上位ランクを得ることができますが、多くの入門者においては基礎アルゴリズムの応用が目の前の問題の攻略に繋がります。つまり、基礎対策をすることでランクを上げ(問題が解けて)コンテストを楽しむことができます。
基礎対策と言っても辛い勉強ではありません。そこには、体得したスキルで問題を解いていく楽しみ、応用する楽しみ、アルゴリズムとデータ構造を網羅的に「コレクション」していく楽しみがあります。このような楽しみを体感しながら学習・対策できるように、本書ではコンテストの競技システムに類似した、オンラインジャッジと呼ばれるプログラムの自動採点システムを通してアルゴリズムとデータ構造を獲得していきます。本書の内容はAIZU ONLINE JUDGEでチャレンジすることが可能です!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Q
2
できるシリーズなプログラミングコンテストの指南本。プロコンへのユーザー登録から解説してくれるのでC++の基礎の基礎を前提とすれば誰でも読めるだろう。図解が豊富で理解が促進される。一方でやはり僕にはプロコンは向いていないと感じた。まずソートなどのアルゴリズムは既存ライブラリで既に実装されている。必要なのは自分が直面した課題が本書で紹介されているパターンに落とし込めるのか、はたまたヒューリックな実装をせざるを得ないのか、そこを素早く知りたいと感じた。今は線形代数ライブラリを作っているのでまさしくこの勘所が必要2019/12/01
shibacho
2
C/C++しか模範解答がないが、アルゴリズム本としては丁寧に書いていて良書の部類だと思う。が「プロコン攻略のための~」という割に、AIZU ONLINE JUDGE(AOJ)の基本的な使い方以外はプロコン特有のテクニック(自前のマクロを作る等)がないので、若干看板に偽りありな気がする。常識かもしれないが、C++ではcinは遅いというのを知ることが出来たのはよかった。最近はAOJ以外にもcheckio、paiza、HackerRank、CodeWarsなど色々なサイトで腕試しが出来る時代になっていいですね。2016/02/26
sathmato
1
秋葉拓哉さんのほんとのことで日本にもプログラミングサイトがあるんだということを初めて知りました こういう本を読んでプログラミングの授業を行う先生が出てきたら日本のプログラマーはもっと高みに行けるはずです2019/11/22
aun
1
私には蟻本が難しすぎたので、より初心者向けとされる本書を読みました。知識が少なくても図や解説が丁寧なので、アルゴリズムやデータ構造にかなり詳しくなれます。AtCoder初心者の方にオススメの一冊です。2019/05/09
これぐう
1
データ構造やアルゴリズムの本に書いてある基本的なデータ構造やアルゴリズムを実際に手を動かして解答例を参考にしながら実装できてよかった。2016/03/06