内容説明
久保&菅井が振り飛車22テーマ図を語る
本書は2人のカリスマ棋士、久保利明九段と菅井竜也五段が22の振り飛車のテーマ局面について意見を述べ合い、互いの見解について語り合ったものです。
「菅井五段は序盤の知識は豊富だし研究熱心。彼との対戦は、私にとってもメリットが多かった。」(久保利明)
「以前から憧れて目標にしていた久保利明九段と一緒に本を出すことができて、感激しています」(菅井竜也)
互いの実力を認め合う二人の見解はときに同調し、ときに対立します。久保九段が「考え方の微妙な食い違いが面白いと思うのでその辺りを読んでほしい」(まえがきより)というように、相手を信頼しているからこそ飛び出す率直な意見のぶつかり合いは読んでいて面白く、もちろん将棋の研究としての興味深さも一級品です。本書ではゴキゲン中飛車、石田流、角道オープン四間飛車、向かい飛車、先手中飛車、相振り飛車、昭和の定跡と7つの章に分けて、それぞれの戦型のテーマ局面を研究しています。ゴキゲン中飛車における菅井新手△2四歩から始まり、久保流急戦向かい飛車、第3回電王戦第1局菅井竜也五段VS習甦、西川流▲8五歩型四間飛車などなど、まさに振り飛車最前線の話が満載です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こまごめ
4
菅井先生のサイン本。振り飛車でA級を戦っているので応援してます。もう1人くらいA級で振り飛車党の先生がいて欲しい。昭和の急戦定跡は勉強になります。2022/06/14
toshiyuki83
2
菅井さんの山田定跡を知らなかったのにびっくり。菅井さんが「互角で終盤なら強いほうが勝つでしょ」みたいな感じが面白かった笑 本当強さに自信がある人なんだなと思った2018/03/17
junkoda
2
菅井五段が山田定跡を知らなくて意外。関西弁の久保九段にユーモアがあって良い。2015/03/03
p-nix
1
菅井さんのしゃべりが意外にフランクで面白かった。振り飛車の最新系に関する見解を聞けたので有益だった。2015/03/24