内容説明
「必修!絶対手筋」シリーズ第2弾は相振り飛車。
杉本昌隆七段が相振り飛車で現れやすい手筋をパターン化して、丁寧に解説しています。
杉本七段は、現代の相振り飛車で意識すべきことを次の3つだとしています。「三間・美濃・さばき」そして、どの戦型にも共通する重要手筋が「端攻め」。本書ではこれらの必須キーワードを元に、現代相振り飛車を系統立て、手筋として紹介しています。
初手から1手ずつ進めていく従来の戦術書は、一つの定跡を<線>として深く学ぶためのものでした。しかし、相振り飛車では定跡通りに進むことはまれです。実戦において、指し手を考える道しるべとなるのが手筋です。本書でたくさんの手筋を<点>として身に付ければ、定跡以上に実戦で役立つことは間違いありません。
最後に、相振り飛車に悩める将棋ファンに杉本七段の言葉を贈ります。
「基本さえ踏まえておけば、相振りの指し方は自由です」
楽しい現代相振り飛車の世界、その一端を本書でご堪能いただければ幸いです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
18
相振り飛車の手筋本。 相振りはたまになるので、基本的な考えが学べるのはうれしい。巻末次の一手が役に立つ2022/03/30
akihiko810/アカウント移行中
15
相振り飛車の手筋本。 相振り飛車はそれほど得意じゃないので読んでみた。級位者にも配慮して読みやすいのはうれしい。だが、本書で挙げられた局面は「たまに出る」程度のが並んで、頻出手筋はそんなにないような気がする。 /美濃の弱点は、7二の銀を動かす2021/08/14
hk
15
ベッドの上では1億と3つの技巧を縦横無尽に使いこなし、女体を意のままに操るオイラだ。だが盤上になると目に見えてパフォーマンスが低下してしまう。それはひとえに「手筋」つまりは「将棋における技巧」の数がまだまだ不足しているからだ。そういった経緯があり、盤上でもイニシアティブを握るべく本書を手に取った。攻めのテクニック、受けのテクニック、溜めるテクニック……相振り戦における中級者向けの技巧を過不足なく紹介。わけても端攻めで7筋をからませる攻め筋は秀逸。盤上のテクニシャンを目指す者は目を通しておきたい一冊だ。2017/11/13
ヨッフム
12
相振り飛車で一番悩むのが、攻めるタイミングの掴めなさ。飛車角銀桂香のどれが使えてどれが使えないか、その判断の勘所が解らず、相手の攻めを凌いだり受け潰すような、耐え忍ぶ展開が多いので、本書のような局所的な手筋集は、まさに待望の一冊でした。それにしても将棋を深く知れば知るほど、たった一枚の歩の重要性に気づくといいますか、細かな攻めをつなぐ技術、というのは、大事だなと思う次第です。端攻めが成立する陣形、逆に相手の中途半端な攻めの咎め方など、相振りの基礎となる攻防のテクニック多数。級位者には大満足の一冊でした。2015/05/04
中トロ
2
この本を読んでから相振り戦の勝率がすこぶる良い。 最近では躊躇なく「お前が振るなら、オレも振る」状態である。 2015/11/25
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