中公新書ラクレ<br> 郊外はこれからどうなる? 東京住宅地開発秘話

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中公新書ラクレ
郊外はこれからどうなる? 東京住宅地開発秘話

  • 著者名:三浦展【著】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 中央公論新社(2015/05発売)
  • 中央公論新社 GW特大フェア ポイント40倍!(~5/12)
  • ポイント 320pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121504043

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内容説明

高い理想の下につくられ、マイホームへの憧れとともにあった東京郊外――その知られざる開発秘話を掘り起こし、光と影を検証する。30年にわたって、郊外を市場調査・研究してきたパイオニアが、「山の手」と「下町」の推移、「第四山の手論」を生み出した舞台裏、アメリカ郊外の文化論、「逆開発」のまちづくり等を説く。東京郊外論の基本常識をコンパクトに密度濃くまとめた一冊。貴重な写真、図表、地図を多数収載。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マーム

18
消費社会研究家三浦展氏による東京郊外に関する入門書。東京とその郊外の開発史を第1~第4山の手という言葉を用いて説明しています。都市設計の概念の1つニューアーバニズムの街では郵便受けが外に作ってある例が多く、郵便や新聞を取りに行くと近隣の者が自然と顔を合わせ、そこにコミュニケーションが生まれ、ひいてはコミュニティが醸成されるよう仕掛けられているという話が個人的に面白かった。単に住宅をデザインしているのではなくコミュニケーションをデザインしているのだと。これからの日本の街づくりのヒントになりそうな気がします。2012/03/30

苦虫

5
もらいもの。相変わらずサクサク読める。そもそも「山の手」の定義が何か分からず「???」って感じで読み進める。多分、「郊外」に置き換えるとしっくりくるのでは。首都圏の郊外が広がってきたよってお話。どうなる?とタイトルにあるが、どうなるかは分かりません。大船が第三の山の手の飛び火として出てきてニヤニヤしました。不動産会社のキャッチフレーズマップが面白かったです。そして、あぁここで服部圭郎ですかって感じ。お年寄りが昼間から出歩いてるニュータウンは健全らしい。良くも悪くも社会学者なり損ね三浦展らしい一冊。2014/01/13

ぼにい

3
「郊外」についての考察と、東京における「郊外」の発展史。門外漢だけど、とても面白く読めた。東京の地理に詳しければもっと楽しめたろうなあ。元々の「郊外(=田園都市)」は、仕事と自然と生活が一体化している街が点在しているイメージであったらしい。巻末の「郊外研究のためのブックガイド」も丁寧で読書欲をそそる。読み進みつつ、イギリスのレッチワース、アメリカのリヴァーサイドやラドバーン、ニューアバニズムによるヴィレッジホームズやシーサイドなど、とにかく見に行きたい衝動が沸々と湧き上がる。好奇心が膨らみ続ける困った本w2012/03/02

takizawa

3
郊外論の入門書。郊外については体系的に論じられることがまだまだ少なく,印象論的な話に終始する傾向にあるので,このように地理や歴史的な背景を押さえる方針の本はとても貴重だと思う。都心回帰現象とは転出者数の減によるものであり都心滞留というほうが実態を踏まえているとの記述アリ。しかし青葉区,麻生区(←新百合ヶ丘),武蔵野市(←吉祥寺)はすごいなー。。お金も人も集まるしブランド化に成功している。拠点になる駅を持っておくことの重要性がうかがえる。2012/02/19

s_n

2
千葉の郊外で生まれ育ち、つい最近も所沢に住んでいたこともあったためか(よって本書冒頭の新所沢パルコの話にはテンションあがった)、ほんの出来心で手に取ってみた。著者は郊外論の入門書を意識したらしい。たしかに郊外が成立していく過程やそれに伴なう人口変遷などのデータは満載で資料的には読む人が読めば面白いのかもしれないが私自身は数字ばかりで退屈した。三浦展のこの手の新書って大体そうなんでしょうけど。2013/06/06

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