菊之助の礼儀

個数:1
紙書籍版価格
¥1,650
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

菊之助の礼儀

  • 著者名:長谷部浩【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 新潮社(2015/05発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103367512

ファイル: /

内容説明

歌舞伎の現代を担う役者は、日々何を考え、舞台に上がるのか──音羽屋の直系として育ってきた日々、子役の時代と襲名、祖父梅幸と父菊五郎、女方と立役、シェイクスピアの歌舞伎化、先輩役者との交友、踊り……。伝統を着実に受け継ぎながら、創意工夫に満ちた再創造の道を歩む、菊之助の人生の態度。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はれひめ

10
著者の菊之助さんへの期待が伝わります。立役をされても隠せぬ妖艶さ。将来は立役一本でとの事、少々驚きましたがさもありなん。役者さんはアスリートですね。地道に努力されている菊之助さんのエピソードをもっと知りたくなりました。勘三郎さんのくだりが興味深かった。2015/04/21

はぴた(半分お休み中)

10
表題・装丁・文章、いずれも美しい。何を意味するのか?と思った表題は読んでみたら納得。菊之助の役者としての真摯な姿勢、折り目正しさ、生真面目さ、すべてが表現されている。あと書きに・・・「一人の批評家が歌舞伎の世界に入っていったときの歓びや哀しみを感じていただければ幸い」とあったが、筆者の文章から菊之助の上品さ、美しさが立ち上るようだ。菊之助が幼少期から今までに大変な自制心と努力をもって身につけた人生の態度を「菊之助の礼儀」と呼びたい。2015/03/26

まめはち

3
著者は菊之助丈が「年少期から今までに、大変な自制心を以て身につけた人生の態度を、『菊之助の礼儀』と呼びたい」とあとがきで記しています。菊之助丈が先輩後輩を問わず教えを請い、芸に精進している姿は謙虚そのもの。四十までに新作を、四十過ぎたら弁慶をやりたいという菊之助丈。8月の国立での碇知盛も挑戦といえるでしょう。菊五郎襲名に向けて、そして播磨屋と音羽屋の血をひく和史君に芸をつなぐ為に、ますますご自分の芸の幅を広げ磨かれていくことと思います。ますます菊之助丈から眼が離せなくなりました。2015/06/09

nayui

3
音羽屋の御曹司であり直系の菊之助さん。歌舞伎に疎い自分でも、後継者であるが故の苦悩や役に向き合う真摯に向き合う姿を通じ、彼の人柄が垣間見れた。女形のイメージが強かったが、最近は立役にも意欲的。息子さんも生まれたし、今後も楽しみです。読了した矢先、坂東三津五郎さんの訃報が…歌舞伎界の大物がまた…残念でなりません。2015/02/22

Noshi Wada

3
菊之助のことを書いた本はあまりないように思うし、海老蔵などと違ってメディアでの露出もさほどない菊ゆえに、下世話なファン(俺)にとっては待ってました感いっぱい!なのですが、まあどこを切ってもだいたいにおいて実に良い子だ菊之助。あくまでも真面目で礼儀正しく真摯なエピソードが続き、全体的にそつのない一冊。有難いことにほとんどの演目は観ているものの、舞台写真(一枚もなし)を載せて頂けると嬉しいのだがなあ。2015/01/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8623940
  • ご注意事項