内容説明
愛知県犬山市の明治村にある品川灯台で、大京物産の社員・高桑雅文の遺体が発見された。死因は刃物で刺された失血死。遺留品の中に血のついた京王電鉄の回数券が見つかる。その血液は被害者とは別のものだった。美濃和紙の取材をしていた浅見光彦は、ニュースで事件を知る。見覚えのある高桑の顔──。好奇心がとめられずに現場へ! 凶器が包まれていた和紙が語る、旅情ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
72
内田さんももう新しい作品を書いてくれないのですね。かなりのファンでほとんど読んでいるのですが、コンビニで見かけたこの本を購入してしみました。浅見光彦シリーズで最近の警察ものとは異なって完全にエンターテイメントです。美濃市に和紙の取材で訪れたところで事件に巻き込まれます。学童疎開の話が絡んでいますがさらっと読み通しました。2022/06/09
こら
28
病院本シリーズ。今回は岐阜県が主な舞台だけど、割とあっさり先が見えてしまうのが残念。ただ、流石に風景描写は達者。旅情物はその土地に行く電車のお供として読むのが最適かもです。2020/12/31
まり
9
図書館本。ドラマで見た話だったので余計にサクサクと読めた。相変わらず安定の面白さ。結末は光彦にとっては考えた末のことだろうけど…何となく、やっぱり罪は償った方がいいのでは?と思ってしまう。2022/05/22
もぐを
7
読む物が無くなったのでコンビニで購入。浅見光彦はテレビで見たことがあったので。なんか釈然としませんでした。2019/08/07
elf51@禅-NEKOMETAL
4
ちょうど高山から帰る特急で読んだ本。犬山市明治村から始まりご当地がらみがいっぱい出てくる。美濃和紙がキーになっている。こういう紀行物はさらっと読めていい。その分印象に残っていないが(*´ー`)2015/12/11