内容説明
愛知県犬山市の明治村にある品川灯台で、大京物産の社員・高桑雅文の遺体が発見された。死因は刃物で刺された失血死。遺留品の中に血のついた京王電鉄の回数券が見つかる。その血液は被害者とは別のものだった。美濃和紙の取材をしていた浅見光彦は、ニュースで事件を知る。見覚えのある高桑の顔──。好奇心がとめられずに現場へ! 凶器が包まれていた和紙が語る、旅情ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
73
内田さんももう新しい作品を書いてくれないのですね。かなりのファンでほとんど読んでいるのですが、コンビニで見かけたこの本を購入してしみました。浅見光彦シリーズで最近の警察ものとは異なって完全にエンターテイメントです。美濃市に和紙の取材で訪れたところで事件に巻き込まれます。学童疎開の話が絡んでいますがさらっと読み通しました。2022/06/09
こら
28
病院本シリーズ。今回は岐阜県が主な舞台だけど、割とあっさり先が見えてしまうのが残念。ただ、流石に風景描写は達者。旅情物はその土地に行く電車のお供として読むのが最適かもです。2020/12/31
FOTD
19
浅見光彦シリーズ。犬山市の明治村で死体が見つかる。捨てられていた凶器の刃物を包んでいたのは和紙。いつもどおり光彦の直感力と分析力で事件を解決していく。 美濃和紙、学童疎開、など興味深い話も散りばめられていて、それが物語の味わいを深めている。「地名+殺人事件」のタイトルはときどき見かけるが、けっこうおもしろいのかもしれない。 2025/04/10
サルビア
12
Youtubeで岐阜の旅行記を見て題名を見て読みたくなって読みました。明治村で殺害されたと思われる遺体が見つかり、その遺体を見つけた浅見光彦が事件の捜査に関わって行きます。その後、いきなり頬を張られた出会いから月岡と言う人物の捜索にも関わっていき、結局、月岡という人物も遺体で発見されます。二人は学童疎開の時の仲間でした。学童疎開中にはいじめなどもあったようでそれが今回の事件の引き金となっていきます。光彦が犯人と対峙し、今後どうするか迫るのですが、結果がそうなるしかなかったのかと思いました。2024/06/18
まり
9
図書館本。ドラマで見た話だったので余計にサクサクと読めた。相変わらず安定の面白さ。結末は光彦にとっては考えた末のことだろうけど…何となく、やっぱり罪は償った方がいいのでは?と思ってしまう。2022/05/22
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