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内容説明
ジブリ哲学がいま初めて明かされる。
メディア界の若きリーダー、初の新書!
クリエイティブとはなにか?
オリジナリティとはなにか?
コンテンツの情報量とはなんのことか?
宮崎駿や高畑勲、庵野秀明など、トップクリエイターたちはどのようにコンテンツをつくりあげているのか?
コンテンツの情報量の仕組み、マンネリを避ける方法、「高そうに見せる」手法など、ヒットコンテンツの背景にある発想のありかたを鋭く読み解く。
ジブリ見習いプロデューサーにしてメディア界の若きリーダー、初のコンテンツ論!
[内容]
第1章 コンテンツの情報量とはなにか?
第2章 クリエイターはなにをアウトプットしているのか?
第3章 コンテンツのパターンとはなにか?
第4章 オリジナリティとはなにか?
※電子版では一部の図版がカラー図版になっています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
赤星琢哉
27
もっと遊ぼう。同時に「ピクサー流 創造するちから」を読んでいましたが、シンクロする部分が多々あり一緒に読むと面白いかも。主観的情報、世の中の秘密を探すのはとても難しいがやりがいがあるし面白いよな〜。2015/11/05
booklight
24
川上さんがジブリの鈴木さんのところに丁稚奉公をして学んだこと。なんというかちょっとずれているので、面白いといえば面白いし、的外れ、ともいえる。ジブリの魅力は、結局は宮崎駿。なにをどうしたらああいう作品が作れるか、ジブリのコンテンツの秘密といわれれば興味はそこにつきるのだけど、クリエーターではない川上さんでは本丸は語れない。ただ、違った角度からの話が聞けるので、それはそれで面白い。ありえない画角が心地いい、情報量が魅力、コンテンツはパターンが決まっていて、表現が変わるだけ、オリジナリティは偶然など。2023/06/25
Kentaro
22
天才は、脳の中でストーリーと画像をシミュレーションし、全体の絵コンテもストーリーも脳内で完成させてからアニメーターがセルを書き上げていきます。 アメリカ式プロトタイプでは3DのCGで作られたものを皆で作り上げていくと言う違いだ。 それでは、クリエイターとは何か。クリエイターとは脳に描いたビジョンを再現するのに技術力が不足しているがゆえ、偶然に何か違うものを生み出したり、自分が作っていない要素で奇跡的な何かが生まれたり、今までのパターンを切り張りして入れ換えることで新しいパターンを作る人たちなのだと言う。2019/03/09
Porco
20
著者の思考の過程が丁寧に辿られていて、わかりやすく、深い本でした。とても面白かった!2019/01/06
T2y@
20
川上さんの本は、ほんとハズレが無い。 引用されている言葉から、宮崎吾朗氏も、やはり稀代のクリエイターである事が伺い知れる。 また、アニメコンテンツは、脳が見たままの情報量が表現されている事で心地よさを得る。…など、本書も脳科学的な示唆からの件が印象深い。2015/09/08