スキャンダラスな家族<br> 独身貴族の憂鬱 スキャンダラスな家族 I

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スキャンダラスな家族
独身貴族の憂鬱 スキャンダラスな家族 I

  • ISBN:9784596610157

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内容説明

理想の独身男性の誉れも高い弁護士ネイサンは、今回は彼の魅力とは関係のないことで町中の噂になっていた。亡父が愛人との間にもうけた子を引き取ることになったからだ。同僚のケイトリンは彼の優雅な独身生活が激変したことに同情を覚えつつも、私生活には立ち入るまいと決めていた。貧しい子供時代を送った彼女にとって、仕事だけが生きがいだ。だが困り果てたネイサンから助けを求められると、断ることができず、必要以上に関わってしまう。恩を感じたのか、デートに誘われ、彼女は自分の気持ちを悟った。感謝なんていらない。わたしが欲しいのは…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糸車

20
再読する機会が多いお気に入りの本。父と歳若い継母が亡くなり、幼い妹を育ててくれていた大おばが癌で入院。葛藤の末妹を引き取ったヒーローがとても良い男!幸せな家庭を不倫で壊した父はヒーロー以外没交渉で、妹を引き取ることで彼も孤立してしまうという悲しい状況。独身で多忙な弁護士が事務所のパートナーのヒロインの助けを借り子育てに奮闘するお話ですが彼の妹イザベルがとにかく可愛い。賢く我慢強く素直。双子なのに全く性格が違うオフィスマネージャーと家政婦さんも好対照。複雑な思いを抱えながら歩み寄ってくれる母も強い女性。2022/04/08

糸車

12
再読。認知症が進んで娘の顔も分からなくなったヒロインの母親に面会する場面に涙。会話が成立しなくてもヒロインにとってたったひとり残された家族で、彼女の心の拠り所なのだと思う。ただ居てくれるだけでいい、という気持ちに共感。家族から反発され孤立しながら、父親が愛人との間に残した幼い子供を育てようとするヒーローには家族としての愛情と彼の精神的な強さを感じる。父親を許せない家族たちの気持ちも分かるんだけど、両親を亡くしたった一人残された幼児を無視するのはどうなんだろう。それぞれにいろんな葛藤があり、深みのあるお話。2014/10/27

糸車

10
お気楽そうに見えたヒーローにここまでの覚悟があったのか、と感嘆。信念があり、大切なものを知っていてそれを守るために行動できる人。かといって弱さがない訳ではなくって。ヒロインはキャリア重視のはずなのに、ヒーローの大変さを目の当たりにしてついつい「個人的な頼み事」を引き受けてしまう。ヒーローの母親違いの幼い妹イザベルも大人びているかと思えば年相応な部分もあって愛おしい。彼女を守ろうとするヒーローとヒロインは地に足がついた誠実な大人。暖かな気持ちを持ついいカップルでした。心がほっこり。家族の絆を考えさせられた。2013/05/29

oneoeight

1
常識人でやり手のキャリアウーマンヒロインとお人好しでのんびり屋とのどちらかと言えばファミリー的なお話。あれよあれよと言う間に子育てに引っ張り込みヒロインも追い込んでく手口がアッパレでした(笑) このお話のヒーローパパダメダメすぎヾ(´囗`。)ノヒーローママの痛みもわかる度☆5、また読みたい度30%2011/08/04

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