内容説明
銀座に立つ瀟洒な老人ホーム「ヴィラ・エ・アロール」。経営者・来栖の理念のもと、ここには今までの”老人ホーム”の概念を打ち破る、自由で闊達な雰囲気が溢れていた――。新たな生き方を示唆する衝撃作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チョコ
65
70歳近くなったらもう一度読もうかな。なんか、ギラギラした人達の話に辟易してしまった。読んだけど。最後の来栖院長のオチが笑えた。読むの20年早かったかな〜。2022/01/06
湖都
15
銀座の高級老人ホームを舞台とする、高齢者達の性愛の物語。恋愛模様や性の実態を院長先生の視点から描いているのだが、どこかコミカルでなぜか悲しく意外と明るい。高齢者達の恋愛・性愛というと某有名どんでん返し小説が頭に浮かぶのだが、あちらは私には何となく気持ち悪かった。こちらは時々「え」と思うものの、あっけらかんとしているし、皆年齢を重ねたなりの等身大で頑張ってるので応援したくなるのかもしれない。それにしても皆若い。私が彼らの歳になった時に、まだ異性に関心を持って争ったりアピールしたりできるか…自信がない。2019/03/01
抹茶モナカ
12
老人の性の問題を描いた作品。僕の祖父は、認知症で特別養護老人ホームに入居したけれど、この小説のような施設ではなくて、もっともっとミジメだった。統計資料まで持ち出して、老人の性に迫る著者の姿に圧倒されつつ、あまりに現実離れした施設に感じられ、鼻白む。2014/05/27
かんちゃん
7
1人渡辺淳一先生追悼読書第一弾。古本屋でたまたま目についたこの一冊。 老いてからの男女の性愛をストレートにここまでサラッと描けることが渡辺淳一先生の真骨頂なのでしょう。とかく日陰扱いされる性愛。特に老いてからの性愛ってどこか受け入れられない雰囲気が世の中にあるように思います。でも、老いてからも人間である以上性欲があっても当然だし、それを素直に表しても許される社会があってもイイですよね!それでは第二弾に行ってきます。2014/08/09
もか
3
高齢者施設での自由奔放・多種多様な男女関係を描いているようで、ちょっと押し付けがましい言い回し。先生がサバっとしてそうでグズグズしてるのがなんだかなぁ…2020/04/20
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