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内容説明
「相続」=「争続(あらそいぞく)」と呼ばれるほど
遺産分割の際のトラブルが多いのをご存じでしょうか。
小説やテレビドラマなどで、相続に絡んだ事件がよく登場しますので、
イメージとしては十分に理解できるかと思います。
しかし、自分がその当事者になると本当に意識している人は、
ほとんどいないのが現状です。
「うちみたいに仲いい家族が、相続争いなんてあり得ない」
「争うほどの財産もないから大丈夫」
多くの方がそう感じているのです。
しかし「自分たちだけは別」と思っている家族ほど、
じつは遺産分割の場になったとき、骨肉の争いを繰り広げてしまうのです。
そんな、相続が「争続」となる現場を数多く見ていくうちに、
八木美代子氏は、相続にとっての本当の課題は「節税」にあるのではなく、
家族間の「感情のもつれ」にこそあるのだと気づきます。
本書では、そんな「感情のもつれ」を取り除き、
スムーズに相続を迎えることで、お金の問題もうまくいく方法を、
一からすべてご紹介しています。
いま、相続問題に直面している人、
そして何より、これから相続を迎える多くの人にとって、
ぜひご一読いただきたい一冊です。
*目次より
○99.9%の相続が「争続」になる
○平均すると国民一人の資産は「3000万円」
○「遺産額」=「愛情の量」という認識は誤解でしかない
○ゲーム感覚で「マイ相関図」を作ってみる
○遺言書は1年に1回ペースで更新しよう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
de sang-froid
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いとも簡単に争続と化す相続の色々。不動産と同じく一つとして同じものがない。巻末の税理士コラムが忘れられず再読。被相続人が亡くなり相続が始まっても、遺言書が相続人達の希望にそぐわないと揉める原因に。時に諭し、時に見守り上手く行くものもあれば、決裂して解決しないものもあり。揉めると損ですね。2017/08/09
de sang-froid
0
税理士は相続税の申告期限までに、遺産分割したい。税制面を考慮して相続人にアドバイスするものの、各々の思惑や状況によって簡単にはいかない。TVドラマみたいな相続人の登場に、簡単に済むはずの手続きが泥沼に。相続税の申告期限は10ヶ月と短いけど、揉め事を長引かせない一つの区切りとしては悪くない。2017/08/07
de sang-froid
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実際に揉めてる家族を見てきていると、遺産を遺す側と、遺される側との両方の剥き出しの心情を主張され、難しそう。損益分岐点を越えても争いたい、と言うとこまで行くともはや手が付けられない。巻末の会計事務所の税理士さん達のコラムは、億単位の資産家はお抱えの税理士がいるから、遺産の分け方よりも相続税対策の方が深刻な問題だからですね。2017/07/24