内容説明
幸福な「人生の終い方」をお教えします。
諏訪中央病院の名誉院長である鎌田實氏が緩和ケア病棟での診察の日々や東日本大震災での支援活動などを通して考え感じた、怖がらずに死と向き合う術を綴ったエッセイ集。わが国は平均寿命が他国に比べて圧倒的に長いなかでの超高齢化社会を迎えています。体力が衰え、新しい可能性が失われてゆく、後半戦の人生をいかに生きて、どのように「最期」を迎えれば幸せに人生を終えられるのかーー。それを時にシリアスに、またあるときはユーモラスに描いています。2013年6月に単行本として発刊された『大・大往生』の文庫版を電子化したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かいちゃん
26
うんうん。納得する文章がたくさんあった。どう死ぬか、とても大事だなぁ。まずはドナーカード持とうかな2024/04/09
hundredpink
23
鎌田先生は濃密な時間をいきているなあ。読んでよかった本大賞2015 現在1位2015/05/07
ゆう
6
たくさんの人を看取ってきた鎌田さんの言葉だからこそ、心に沁みるものがあった。お産を手伝う助産師さんがいるんだから、死をサポートする役目の人がいてもいい。本当にその通りだと思う。死は、死の瞬間はその人の人生のクライマックス。残念なことに、不幸な事故や災害で亡くなられる方も沢山いる。けど、できるだけその人が望む形での死のあり方を、クライマックスを作っていく役目の人が必要だと本当に思う。出来るだけ後悔が少なくなるように、今を精一杯生きることが今の私たちに出来る唯一の事なんだなと思った。2016/05/02
だにぃ
6
うちの祖母が先月から入院中で、いつ向こう側に行ってもおかしくない状況のためこの本をとりました。終末医療のお医者さんが書いており、色々な死に直面しているからこそ内容に説得力があり、自分の中に入ってくるようでした。まだ若いと言われる年代だとしてもこういった本は折に触れ読み、生きている、生かされている事を肝に命じたい。2015/05/01
coldsurgeon
3
人は確実に死んでいく。だが、死を受け止めようという意欲があるかないかで、死へのプロセスはまったく違ってくる。遠ざけていた死が、関わりたくない死が、確実に自分の前に現れる。死線を超えなければならない日が訪れる。しかもそれは苦の中にあるということを認識させてくれる書だ。死を受け止める準備を学ぶ必要がある。2015/07/13
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