内容説明
実話から生まれたまさかの!泣けるコメディ。
作家志望のダンナ・コウタは、本好きなヨメ・ユーコと出会って十七年目にしてついに結婚。直後、妊娠とがんが発覚し、幸せな新婚生活は闘病生活へと様変わる。ヨメの病状をブログで報告し続けるダンナだったが、入籍から493日後、彼女は亡くなった。
悲しみに暮れる一方で、闘病ブログ出版の話が進み、ダンナは念願の本の出版ができると意気込む。しかし、そこへ死んだはずのヨメが現れた。
これは、幻影なのか。現実なのか――。やがて、お互い生きている間には伝えられなかった、それぞれの思いがあふれ出していく。
巻末には、監督と原作者の対談を収録した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へーた
17
映画が見たかったのですが、見に行けなかったので本で。短くってさらっと読めますが、面白かったです。ずーっと友達だったところからの結婚!良いですね!2015/08/08
ophiuchi
13
TVドラマになった闘病ブログを映画化し、それをノベライズしている。映画は大胆に脚色されていて、ブログやドラマを見た人の中には受け入れられない人もいたかもしれない。佐々木蔵之介と永作博美というキャスティングには納得で、TVで放映されたら見てみたいと思う。2017/05/23
プル
12
途中、話が撹乱して進展に悩んだのかしら?と、思うことが。すぐ読める。それだけに軽い。本当だったらかなりキツイ。重たい話を軽くさらっと書くのってあるけれど、これは軽すぎるな・・・。軽いの読みたい時だったからよかったけれど。2015/06/09
インフルエンザ未遂(田仲風太)
8
また泣いて感動しました、死んだはずの嫁が一回死んで距離が離れました。悲しみに暮れる消えない痕跡を置き忘れたほんの些細な季節柄の軽い生活でした。2018/10/16
じゃがバター
4
新婚生活が、闘病生活へと変わってしまう夫婦の話。夫と子供を残して逝くのも、辛いけど…。残された夫が、途方にくれるのも、現実なんだと…。辛い話だけど、コメディにされた映画も見に行きたい。ガン保険…見直そうかな。2015/05/29