内容説明
資格を剥奪され路頭に迷っていた元プロボクサーの最上は、ある企業に拾われる。そこは、警察には頼れない、訳ありの政治家、実業家などを顧客に抱えるVIP専門の警備会社だった。なぜ、彼らは命を狙われているのか、警察に打ち明けられない秘密とは何なのか。最上はひとり、警護対象の身辺を調べ始めるが……。爽快感溢れる長編ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きさらぎ
44
文庫化される前の「特殊警備隊ブラックホーク」を読んでいるので、再読ってことになるのかな?改題しただけで中身は同じだったような気がする。 民間の警備会社が貧民層を味方につけた武装勢力と対決するという近未来の世界観は面白い。結末がいろいろと曖昧なままなのに前日譚(ゼロディ)を書いてる場合じゃないでしょ、って思ってしまった。2015/07/26
み
26
う〜ん、続くよね?尻切れ感がもったいない、途中は楽しんでたのに。敵を欺くには味方から、最上さん良く騙されました(^.^)2015/12/07
starbro
24
福田和代、初読です。テンポ良く一気読みしました。ただ何か足りないような読後感です。また文庫のタイトルよりも単行本のタイトルの方が良いような気がします。2015/03/24
すたこ
19
★★★★★面白かったー!ちょっと苦手な近未来的な要素もあるけど、そんなに気にならなかった。とにかくこのブラックホークという精鋭部隊がかっこよすぎて、たまらん!特に中盤からは、メンバー達のファンになっていた!!特に女性隊長の妹尾さんが好き。「ゼロディ」のシリーズとは気づかなかったけど、ブラックホークの続編は出ないのかな。まだまだ活躍が読みたい!そして、ラスト辺りの終わり方がなんとも気になる感じなので…やはり続編希望!あの人とヤツらはどうなったのか?知りたくてうずうずする(笑)細かい描写も良かった。2021/06/11
きょん
19
警備側にも武器携帯が認められた近未来のボディガードアクションもの。キャラがちょっと類型的な気もするけど、アクションシーンも派手で爽快感もあるので、漫画化とか向いてそう。2018/11/05