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内容説明
いくつかの短篇を連ねることで一篇の長篇を構成するという漱石年来の方法を具体化した作.その中心をなすのは須永と千代子の物語だが,ライヴァルの高木に対する須永の嫉妬を漱石は比類ない深さにまで掘り下げることに成功している.この激しい情念こそは漱石文学にとっての新しい課題であった. (解説・注石崎等)
目次
目 次
『彼岸過迄』について
風呂の後
停 留 所
報 告
雨の降る日
須永の話
松本の話
結 末
解 説……(石崎 等)
注 ……(石崎 等)