内容説明
いざ、時刻表をめぐる冒険へ! 北海道の鉄道時刻表を“化石”に見立て、その鉄路と社会の変遷を過去のダイヤグラムから辿る―。 内田百 先生と宮脇俊三氏を敬愛する著者が、時刻表から浮かび上がる鉄路と北海道の歴史にまつわる数々の逸話を通して、古風な文体と若き感性でその魅力を余すことなく紹介。 時に辛辣に、時にユーモラスに綴る、紀行あり、薀蓄あり、感動ありの「時刻表讃歌」です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
epitaph3
3
この人、文学好きなのでしょうね。文も内容も、なんか濃厚。24歳で、こんなマニア向けな、北海道の鉄道本、よく書くわ。北の酒場にて、が最も面白かったかな。あいの里教育大駅さんと吉岡海底駅さんとお話してみたくなりました。2013/03/30
のぶさん
2
北海道の鉄道の歴史を時刻表を参照しながらひもといている。連絡船が室蘭だった時代、石北本線や根室本線の歴史、著者自身や書物に描かれた車窓、車内風景が面白く、著者の愛を感じる。後半は時刻表の広告から歴史を論じ、「駅」が集まった懇親会を形を借りて、さまざまな駅の特徴を描く。ここは宮脇俊三さんの影響か。全体として非常に詳細まで記載していて面白かった。2022/07/12
かめかめ
2
若干24歳で記した本書。なかなか濃厚で時刻表好きにはたまらない本です。特に第五章の北の酒場にてでは、擬人化された駅たちが語り合います。奇想天外な企画です。2018/07/11
とりもり
1
うーん、何と言ったら良いのか…。時刻表の魅力を語る本は数多いが、ちょっとその手の本とも違う気も。全体に文章が冗長で、頭にすっと入って来ないのは本職のライターじゃないから仕方ないのかも知れないが、内容が散漫な感は否めない。でも、北海道最長鈍行列車の変遷なんかは面白かったし、何が言いたいのか分からなかったが、最後の「北の酒場にて」も楽しめた。万人向けとは言えない一冊。★★★☆☆2012/03/29
とっきー
0
昨年の秋と今年の冬、北海道を鉄道で旅した。ふと昔の鉄道を知りたくなった。ただそれだけ。 JR北海道がんばれ!2016/09/24
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