内容説明
結婚の条件は子供を産んだら離婚すること。それは二人のあいだの密約だった。■マーケティングの会社に勤める二十五歳のエレクサは、仕事ひと筋で、結婚などまるで眼中にない。悩みの種は、娘を結婚させようと次々に男性を紹介する母親だ。エレクサが結婚するまで、母親の干渉はやまないだろう。そんな折、エレクサは問題解決に願ってもない男の存在を知る。息子は欲しいが、妻はいらない。子供を産んだら即、離婚してくれる女性を探している――友人にそう言い放つ、国際通信会社の部長ノア・ペバレルだ。無謀にもエレクサは面識のないノアに連絡をとる。最初は半信半疑だったノアも、やがて彼女の提案を受け入れた。結婚はするが、住まいは今までどおり別。妊娠の可能性があるときだけ肉体的交渉を持つ、という取り決めだ。真実を知らないエレクサの母親は大喜びだったが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
麻琴
3
親からの結婚の圧力から逃れたいヒロインと、子どもはほしいけど妻はいらないヒーローの契約結婚話。何度読み返しても「モノポリーするには遅いけど…」の場面とラストのヒーローがかっこいい。☆52015/04/23
はる@夏の霜
2
契約結婚モノ。ヒーローは暴言を言ったと自覚したら素直に謝るし、ヒロインに対する優しい心遣いも良い。「モノポリーをする時間は無いけど…」って、あんな場面で言われて惚れないヒロインがいるだろうか。ヒロインも変なところで真面目で、可愛らしい。「人食い鮫と結婚したほうがマシ」等、所々の台詞も面白い。ヒロインが子供のことをなかなか言い出せず、それで一波乱(ヒーローが怒るとか)あるかと思ったけど、素直に受け取って喜んでくれて良かった。(捻くれヒーローだと、黙っていたと怒る)★★★★2013/02/05
麻琴
1
再読。ヒーローの「モノポリー〜」の発言はほんと素敵。キレてもおかしくない場面なのに。ヒロインも可愛くて嫌な人も出てこなくて安心して読める。☆52014/09/19
ぽしょ
1
便宜結婚に持ち込むまでがちょっと無理やり設定だったけど、ヒーローは優しいし、ヒロインは取り乱して失言してもすぐ謝ったり本音を話すよう努めたりでかわいいし、かなり楽しかった。2011/07/23
きなこもち
1
漫画が面白かったので買いました2011/01/20