内容説明
大学病院での墜落死体。驚くべき体内構造。異形の女性は何者か。それは遺伝子の怒りなのか。人間の宿命と闇を描く医療ミステリー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chikara
24
初作家さん。なかなかのボリュームでしたが、内容は悲しいものでしたが面白く、興味深く読み進める事ができました。続編がありそうな結びとなっておりますが、続きはないかなぁ。2019/10/26
Aoi\(*ˊᗜˋ*)/
3
久しぶりの霧村さん。面白い内容だったけど物足りない感じ。遺伝と奇形ってなるほどなーと。白神は可哀想だなと思った。2022/06/21
たいへー
3
これはひどい。お医者さんが書いた本だし、一般人には考えつかない医学知識を駆使して医療の問題点を浮かび上がらせる、読めば専門的な知識も得られる小説ーというわれわれの思い込みを利用した詐欺のような作品。間違っても海堂尊や箒木蓬生を期待してはいけない。まず、文章が下手くそ。よくこんなものを出版したなと思うくらい陳腐な表現を多用する。その上、細部の設定がちゃんと調べもせずに思いつきで書いただろうと思うくらい浅い。都合のいい毒に、都合のいい細菌に、都合のいい病気。そもそも医療ミステリーですらない。2021/06/11
komaki
2
忙しくて読書から離れていましたが、実家に帰った際見つけて再読しちゃいました。大好きな医療ミステリー。なんだけど、異色すぎて人にはおすすめ出来ないかな。。。?私は大好きだけど。人間とはほんと愚かな生き物だ。2014/05/05
taki
2
最新医学で遺伝子異常を解明していくお話かと思いきや、中盤には怖い日本昔話的な展開もあり、読みごたえがありました。村人達に邪気がないなら、幽閉したりするかな?とか、幼少期はお母さん代わりが必要だし、好子さんが一歳から教授にしか会っていないというのは無理があるのでは?…など疑問もありましたが、色々と考えさせられたし、読んでよかったと思いました。重い展開も上月先生の人柄に救われていた気がします。百合さんは可哀想で、これからの人生なんとかしてあげられないかな、と思ってしまいました。ラストは正直、複雑でした。2013/05/08