人口減少時代の地方創生論 - 日本型州構想がこの国を元気にする

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人口減少時代の地方創生論 - 日本型州構想がこの国を元気にする

  • 著者名:佐々木信夫
  • 価格 ¥1,500(本体¥1,364)
  • PHP研究所(2015/04発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569824499

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内容説明

これからの日本は、人口がどんどん減少し、大都市への集中が進み、地方は消滅する……という議論が、現在、巷では優勢である。安倍政権は、「地方創生」を改革の柱として据え、様々な政策案を出してきてはいるが、著者によれば、それらは所詮、経済政策に過ぎず、廃藩置県いらい140年以上も同じ区割りで続けられてきた地方行政の抜本的改革にはなっていない。どんどん国の状態が変わっていっている今、現在の地方行政のやり方は、まったく現状に合わなくなってしまったのである。これを変えてゆくための一私案として、本書では、地域主権型の「日本型州構想」を提案する。地域と地域の間に競争関係を復活させ、かつまた、国全体を元気にしてゆくために、思い切った改革が一刻も早く行われなければならない。日本国民の行くべき道の一つのモデルを示した、地方行政・自治論の第一人者による、渾身の一冊である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

20
日本はこれから毎年100万人ずつ減る社会になる(2頁)。日本経済の最大の課題:持続的経済成長と財政再建の両立(33頁)。しかし、ラトゥーシュの脱成長という発想もあるので、中進国になったとしても、内実が豊かであればよいという発想の転換も国民や住民には必要なのではないか? 格差が是正され、社会として安定した方がよいと思うのだが? 手法として、ニュービジネスを興す、地域起業のうねりを起すことが書かれている(40頁)。2015/06/28

三上 直樹

4
地方創生事業への批判はあっても、人口減少の影響は少ないという論拠は示さず、もっぱら自身の道州制「日本型州制度」への展望を語るという、佐々木先生にしては的外れな内容。これも維新なんかにそそのかされたせいかと思うと残念です。2015/07/01

psi_x

2
ざっくり斜め読み。2015/06/29

くらーく

1
道産子なので北海道中心に再読。まあ、記述は少ないのだけど。上京する頃は、北海道の経済規模はデンマークと同等だったと記憶しているけど、本書ではギリシャとフィンランドの間だ。あの経済破綻したギリシャとソ連に蹂躙されロシアの脅威にさらされているフィンランド。何か暗示すると言うか、非常に参考にしやすい国だと思うけどな。目指せ、フィンランド。 まあ、反論もあるし、いろいろと突っ込みどころはあるのだろうけど、やったら良いじゃんね。だって、バブルが弾けて30年経とうとして、海外と比べて日本の体たらく。これでいいの?2020/09/05

ポール

0
地方分権すれば、身近なことを身近で決定できるようになり、住民の満足感は上がる可能性がある。ただし、筆者の言うように必ずうまくいくかは不透明。既得権者の猛反発があるため実現にはかなりの政治力、世論の支持が必要。2017/10/19

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