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内容説明
マッキンゼーに入社するも社会起業家支援への思いを断ち切れず起業。いまや31被災市町村の支援で企業・自治体・NPOをコーディネートする「地方創生」のトップランナー、話題の本! グーグル、キリン、ヤフー、UBS……なぜ彼らは多くの社員を東北に送るのか? 小泉進次郎氏・須田善明氏(女川町長)との鼎談収録!
目次
イントロダクション ハーバードが東北に注目する理由
序 章 経営コンサルタントから復興コーディネーターに
第1章 被災地で生まれたグーグルの新サービス
第2章 新しい働き方を創造──グーグルのイノベーション東北
第3章 社会貢献からの本業活性化──復興応援 キリン絆プロジェクト
第4章 合い言葉は課題解決エンジン──ヤフー石巻復興ベース
第5章 社会起点マーケティングで「ルールメイカー」になる
第6章 官民NPO連携の可能性──釜石市・UBS・RCF三者共同宣言
第7章 セクターを超えて働く
鼎 談 小泉進次郎・須田善明・藤沢烈──戦争を知らない世代にとっての復興と地方創生
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
23
コンサルタントとコーディネーターの相違:問題を分析して企画立案、実行する伴走(23頁)。M.ポーターのCSV:共有価値の創出で、企業と地域社会が共同で価値創出することが重要と提唱(25、28頁)。グーグルのやり方:人がいなくても自走できる仕組みづくりをする(63頁)。東北はCSVを実践できる世界ではじめての機会(119頁~)。社会起点マーケティング(第5章)。行政が遅いのではなく、行政の動かし方をわかっていないだけ(175頁)。2015/06/27
かずさん
8
行政、企業、NPOを繋ぐコーディネーターの重要性がよくわかります。震災を機に多くのステークホルダーが被災地で活動しようとしていますが、言語の異なる組織同士ではミスマッチが多いようですね。第1,2章のグーグルの”本業”は痺れます。”オープンシティ”を宣言した釜石市での取組も上手くいってほしいです。2015/06/22
Takako
8
著作を通してボスの考えを理解する。日々のコミュニケーションの中でできれば一番良いのだろうけれど、日々の活動の場所が離れていることも、この仕事の特徴のひとつ。ゆえに顔を合わせ考えを伝え合う機会も限られる。このタイミングで読み、改めていろいろ考えることができ、頭の中もすっきりした。いろんなプレイヤーがいる中で、現場で住民のみなさんに一番近い場所で動くからこその私たちの、役割。それがある。2015/04/05
よし
5
仙台で開かれたシンポジウムで登壇した藤沢さんが紹介していた本。東日本大震災の被災地でグーグルやキリンなどの企業や釜石市などの行政と一緒に復興に取り組む様子がコンパクトにまとめられていて、読んでいてワクワクしました。被災地での活動が日本各地や世界でも応用できる実践例になれば素晴らしい。人口減少が進む三陸地域で20代前半の若い世代は最近増えているそうなので、そうした若者とこの本で紹介されているような取組が結びつけばいいなと思いました。2015/03/24
苦虫
4
たまたま転職イベントでRCFを知り、興味をもった。この人にはクールさとホットさがきちんと両立しているので、読んでいて暑苦しくもないし、ストンと入ってくる。多分ものすごく仕事ができる人なんだと思うし、この「資本主義」「社会課題の解決」が調和できるのは一橋ismなのだと思う。きちんと稼いで再生産する姿勢を恐れていない…。って結局内容ほとんど覚えてないので、もう一冊、藤沢氏の本を読もうと思う。2015/06/04