山と溪谷社<br> ヤマケイ新書 もう道に迷わない - 道迷いを防ぐ登山技術

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山と溪谷社
ヤマケイ新書 もう道に迷わない - 道迷いを防ぐ登山技術

  • 著者名:野村仁
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 山と溪谷社(2015/04発売)
  • 5/5はこどもの日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784635510233

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内容説明

毎年1000人以上の人が、道に迷って遭難。どうすれば回避できるのか。

山の事故は「転倒」、「滑落」、「道迷い」が三大要因。
道迷い遭難には、さまざまなタイプがあることをご紹介、特に危険なケースを明らかにしつつ、道に迷わないための登山技術、危険な状況を回避して生きのびる方法を提案します。

第1章 道迷い遭難の起こり方
・道迷いから下山遅れ-房総・清澄山の事例
・グループから離れて行方不明-大山・講習登山の事例
・単独登山の道迷い①-南蔵王・屏風岳の死亡事例
・単独登山の道迷い②-鈴鹿・御池岳の救助事例 
・雪山登山の道迷い-栗駒山のリングワンデリング
・スキーヤー・スノーボーダーの道迷い-かぐらスキー場ほか
・筆者の道迷い経験 など10事例

第2章 道迷いを防ぐ登山技術-準備編
・山は危険に満ちた世界である
・情報収集、日程を組み立てる、計画書を書く、登山届け

第3章 道迷いを防ぐ登山技術-実践編
・地形図とコンパス、現在地の確認、次のナビゲーションポイントまでのイメージ
・会話に没頭しない、展望のある場所でのルート確認

第4章 道に迷ってしまったら
・まず、引き返す ・高い場所に移動してみる、ビバーク技術ほか

第5章 道迷いを防ぐ登山技術-地図読み編
・ランドマークとなるもの ・道の表し方、最も誤差の出やすい要素ほか
・実践例=稜線コース、谷すじをたどる、岩場が多いコース、長大なコース

※このテーマを長く調査分析し、雑誌、書籍の執筆にあたっている野村仁さんによる著書です。

目次

第1章 道迷い遭難の起こり方
・道迷いから下山遅れ-房総・清澄山の事例
・グループから離れて行方不明-大山・講習登山の事例
・単独登山の道迷い①-南蔵王・屏風岳の死亡事例
・単独登山の道迷い②-鈴鹿・御池岳の救助事例 
・雪山登山の道迷い-栗駒山のリングワンデリング
・スキーヤー・スノーボーダーの道迷い-かぐらスキー場ほか
・筆者の道迷い経験 など10事例

第2章 道迷いを防ぐ登山技術-準備編
・山は危険に満ちた世界である
・情報収集、日程を組み立てる、計画書を書く、登山届け

第3章 道迷いを防ぐ登山技術-実践編
・地形図とコンパス、現在地の確認、次のナビゲーションポイントまでのイメージ
・会話に没頭しない、展望のある場所でのルート確認

第4章 道に迷ってしまったら
・まず、引き返す ・高い場所に移動してみる、ビバーク技術ほか

第5章 道迷いを防ぐ登山技術-地図読み編
・ランドマークとなるもの ・道の表し方、最も誤差の出やすい要素ほか
・実践例=稜線コース、谷すじをたどる、岩場が多いコース、長大なコース

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

67
登山の危険の一つ、道迷いについて実例と対策を記した一冊。自分は基本登山道の整備された山ばかりで道が解らなくなるような山に登ったのは数度なのだが、その山での経験を思い出してみると道に迷うのもむべなるかなと思う。基本として読図とビバーク知識が挙げられているのだが、前者は兎も角後者は未経験なため不安。写真付きで解説してくれているのはありがたい。あと引き返す勇気と迷ったときは下に下らない、この辺は先達からさんざん言われたなあ。ともあれ登山というと危険と隣り合わせである、という意識を常に持ちたいものです。2020/10/01

yamakujira

11
具体的な事例を挙げながら、道迷い遭難を考察して原因を探り対策を提言する。道迷い遭難を、地域的な側面から「近郊型」と「深山型」に分けたり、季節的な側面から「無雪期」「残雪期」「積雪期」に分けて考察するのはわかりやすい。記憶に新しい房総半島でのツアー遭難についても、一方的に批判しない冷静な考察と、後日トレースしたら自分でも迷うという正直な考証は、好感が持てるし信頼できると感じた。山を歩くときには他人事と思わずに気をつけたいね。でも、道に迷うなんて人間だけ、生物として退化じゃないかと不安になる。 (★★★☆☆)2017/06/04

imagine

6
山の怪異や山間部での生活について知るほどに、登山技術にも興味を持ったので。道迷い遭難は低山ほど起こりやすいそうで、本の冒頭から具体例がいくつも登場。自分が登山した場所でも複数の事故が起きており、他人事ではないと思い知らされる。その一方で、遭難者に対して寛大な見解を示し、地形図の使い方やビバーク技術を紹介してくれる。登山の魅力自体が読み手にしっかり伝わり、山に誘われているかのような読後感。2018/11/21

Narumi

4
自己啓発本みたいなタイトルですが、これは比喩ではありません。道迷い事例の一つ一つがけっこう細かく解説されていてわかりやすいです。また、道に迷わないためのプランの立て方や装備なども非常に具体的。登山にはたぶん行かないと思いますが、ちょっとしたハイキングなどに行くときも参考になりそうです。登山地図というのがあるそうで例が載っていますが、ものすごく至れり尽くせりで驚きました。ただ、道などがあまりにも整備されて過ぎているのも道迷いの一因では?という著者の苦言も。2019/09/02

ケイ

2
道迷い遭難における原因から過程、その対処法を実例を交えて記されている。迷っている状態にも段階があり深刻度に合わせて対応も変わる。その事が初心者にもわかり易く書かれている。良い内容だと思う。2019/06/17

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