- ホーム
- > 電子書籍
- > 趣味・生活(健康/ダイエット)
内容説明
1万人以上の終末期患者を診てきた訪問医師の記録。
在宅医療で家族が知っておきたいこと
超高齢社会を迎える日本にとって、高齢者の「死」は避けて通れないテーマです。
増え続ける高齢者に対して、医療・介護サービスの提供が質量ともに追い付いていない現状があるなかで、身近な家族の死をどこで迎えてもらうべきかについて、問題意識を持っている人も増えています。
一方の高齢者は、住み慣れた自宅で最期を迎えたいと、誰しもが思っています。
では、終末期を自宅で過ごしてもらう、自宅で最期を迎えてもらうために、家族は何をすればよいのでしょうか。
そこで本書では、1万人以上の終末期患者を診てきた医師が、在宅医療で看取りに立ち会ってきた現場を記録することにより、終末期患者が自宅で幸せな最期を迎えてもらうために家族が知っておくべきことを整理。
高齢者に「大往生」してもらうためのヒントが詰まった1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃこばあ
39
とても参考になる本です。家族の介護に向き合う方だけでなく、自分の最後の迎え方の心構えとしてもお勧めです。上田先生のような在宅医療医師と出会えれば幸運だけれど…。出会えなくても心構えは大事!病を抱えていても自然に任せて老衰で往くなら、痛み止めでさえそれほど必要としなくても安らかに往ける場合があるなんて知らなかったです。往く時も頑張らなくていいんだね。2016/05/16
ichi
27
【図書館本】在宅医療(=往診医)を理解しやすい本です。住み慣れた自宅で、苦しまず自然な死を迎えることができるように、このような心のある在宅専門医が増えてくれる事を祈ります!2015/04/30
よぶ
8
とても参考になり、『在宅は大変だ!』という固定概念が薄くなりました。確かに大変だとは思うけど、亡くなられた方の穏やかな顔、菩薩像との表現をされており、介護する側は『在宅を叶えてあげられるかも』と思います(^.^)2016/08/11
OHモリ
7
●循環器内科で心カテをやりまくった後に在宅医になって600人以上を在宅で看取ってきた著者の目から見た「在宅医療のリアル」 〇「病院に入れることは木の根を引き剝がすこと」「最期まで管理されない生活」「『お腹が空くこと』は大事な感覚」など ●共感できるしなるほどと思う反面、そうじゃない人もいるんじゃない?在宅看取りがベストじゃない人もいていいんじゃない?入院やむなしとした人の中にもこちら側の力不足があったんじゃない?とか割り切れないところもあって、言い切ってしまっていいのかなぁ?とちょっと・・・って感じです2017/08/05
はなみずき
5
古本屋。 どうしても今読む必要があった。誰かにも伝えたいことがあった。頑張ってるあの人のために。答え合わせをするように、読み進めた。穏やかに優しく語りかけるような記録。こういうリアルさはどんな”がんばれ”本の声かけより、大事な時がある。そういう現実は確かに存在するのだと身体も心も訴えている人がいる限り。やさしさは自分本位であってはならない。自己満足になってもならない。偉くもなってはならない。泣いているのは痛いのは貴方でも私でもないのだから。2015/06/28