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内容説明
大学生・岩倉宗太の部屋の向かいに住んでいるのは女子高生の九条ふきちゃん。ふきちゃんはトイレでもシャワーでもドアを開けっぱなしではいるちょっと変わった性癖の持ち主。でも もっと変わっていたのは彼女は鬼たちの天敵“オニクジョ”だったこと… ●最強の怪作[金属のキミへ]所収
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あたびー
25
山からおりてきたオニが大学生のイタズラみたいなしょーもない悪さをする。セーラー服の女子高生姿で、吹き矢を使ってそれを駆除するのがオニクジョ。大学生の宗太の下宿のお隣さんもそんな女のコ。彼女に淡い慕情を抱く宗太と、ちっこい同居オニのキヨシなんかが出てくるシュールな漫画です。巻末の後日談が実は1番怖いのでした。2020/12/30
眠る山猫屋
19
なんだろう、この空気・・・。携帯電話以前の時代感かな。少し灯りの届かない薄闇。不思議な味わいの世界に佇む感覚。2015/04/07
澤水月
16
蛇口エロ! 隠微で官能的、磁石に絡む髪…思いもよらなかった視点。表題連作も京都と茶そばとオニとヌートリア…いいな。早く知りたかった作家さん2015/04/17
のがわ
14
京都の大学に通う主人公。そのアパートの部屋に現れたのは「畳オニ」、これに隣人の謎の女子高生が関わってきて—— 敢えてジャンルづけするなら伝奇モノだろうか。どこか懐かしさを感じさせる独特なタッチの絵、幻想的な世界観に不気味かわいいクリーチャー、戦うセーラー服、そして毒を含んだ物語展開は著者の作品に共通するもの。連作形式とはいうものの短編作品でこそ真価を発揮する作家とあらためて思う。「金属のキミへ」は新鮮、こういうのも良いね。2015/05/10
半熟タマゴ@コミック
12
「オニクジョ」と「金属のキミへ」収録。どちらも阿部さん独特の世界観で面白かった。後日談はじわじわとくる怖さ。2015/09/21