社会変革のシナリオ・プランニング ― 対立を乗り越え、ともに難題を解決する

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社会変革のシナリオ・プランニング ― 対立を乗り越え、ともに難題を解決する

  • ISBN:9784862761859

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内容説明

<p>民族和解、コミュニティ再生、食糧問題…世界各地で変革を導く敏腕ファシリテーターの流儀</p>
<p>多角的な視点で組織・社会の可能性を探り、さまざまな立場の人がともに新たなストーリーを紡ぐことを通じて根本的な変化を引き起こす「変容型シナリオ・プランニング」。南アフリカ民族和解をはじめ世界各地で変革を導いてきたファシリテーターがその手法と実践を語る。</p>
<p>本書は、未来を変える努力をすることを選んだものの、一方的には変えられないと実感している人たちのために書いた。自分の住む都市や国の、あるいは世界の未来を変えようとしている人たち。健康、教育、経済、環境の問題に取り組んでいる人たち。ビジネスや政府や市民社会の立場から行動している人たち。本書は、こうした人たち、すなわち、だれかと―友人や仲間だけでなく、見知らぬ人や敵対する人とも―ともに行動して、行き詰まりから脱し、前進し、変化を創造する方法を模索している人たちに読んでほしい。(「はじめに」より)</p>

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ムートン

2
シナリオ・プランニングに興味を持って、手に取ってみたのですが、この本はちょっと求めているものと違いました。この本が扱っているのは変容型で、どちらかというと国レベルの課題を解決するもので、自分には大きすぎて扱えそうにない。ナイフの使い方を知りたいと思ったら、書いてあるのは斧だったという感じでしょうか。話としては、興味深いものが書かれているので、読むのは楽しかったです。 2023/01/22

Mikio Kitayama

2
南アフリカを和平に導いたシナリオプランニングのファシリテーターの著書。立場も主張も異なり、下手すると殺しあっていたようなメンバーを一堂に集めて、未来を描くという行為の困難さに挑み続けていること自体がすごい。 こんな大きな事でなく、自分の周りの変革のために。2017/10/05

Gloria

1
うーん、経験が足りないのかも。そもそも多様なステークホルダーを招集できる気がしなかった。参集するインセンティブ設計ができる気がしない。2023/01/29

Jey.P.

1
多くの人が対立する状況で協同して問題を解決するための「変容型シナリオ・プランニング」の本。メンバーの招集、各メンバーの認識の共有、複数の要素の関連や重要な分岐点を見つける、考えられるシナリオを作成する、望ましいシナリオに導くためのアクションを考える。以前から、組織などの問題はミクロ視点での合理的な行動が重なったナッシュ均衡的な状況で、個人だけの力で均衡を動かすのは難しいと思っていたが、その動かし方の具体的な方法だと感じた。2021/02/06

石井寛人

1
〈要約〉共同作業で未来を変えるための新しい方法である変容型シナリオ・プランニングについて書かれている。これは多角的な視点で組織・社会の可能性を探り、根本的な変化を引き起こす手法である。本気で世の中を変えたい人のための一冊。〈感想〉世界を変える変革者になろうと思っている訳ではないが、この本はグローバルな問題に限らず、身近な世界の状況を変えるために活かせる事があると思った。『ダイアローグ』や『学習する組織』と合わせて読むべき本である。2015/09/28

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