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内容説明
身の回りの様々なモノがクラウドにつながる「モノのインターネット化」(IoT)。この急成長市場で、中心となっているのがアップルとグーグル。人が操作することなしに機器同士がデータをやりとりし、自動的に動いてくれたり、私たちの行動を決定づけたりする時代が目前にきている。ホームオートメーションからヘルスケア、自動車業界やサービス業まで、新しい「体験」をつくることで巨大IT企業は何をしようとしているのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アメフトファン
37
アップルやグーグルは本当に地球を支配しようとしているんじゃないかと思えるぐらい両社の真の姿が垣間見える本でした。アメリカの世界戦略を体現しているのは実はかつてベンチャーだった両社なのかもしれないですね。プラットフォームを握るという事は人々の生活をコントロールすることも可能になるという事なのかもしれないと思いました。2015/10/22
KAKAPO
33
タイトルは壮大ですが、これは元々IoTについて書かれた本だったのではないかと思います。というのも約170ページの内、約70ページが、IoTの最後の1mを担うというBLE(Bluetooth Low Energy)のことに割かれているからです。そして、アップル、グーグルが神になるという大見出しの論拠は最後の最後に出て来ます。つまり、私たちにとってかけがえのないものになっているデータは、自分のiPhoneやAndroidを通じてアカウントと紐づけられているアップルやグーグルのクラウドにあるという事実なのです。2020/07/23
ビイーン
27
タイトルが少々刺激的。IoTについて少しわかってきたかもしれない。2017/09/10
akira
23
図書館本。 IT系のニュースを普段から見ていれば目新しいものはなかった。エンジニアへの助言は参考になるものもいくつか。 「設計するエンジニアは自分がITに慣れているため、複雑な操作をユーザーにも要求しがちです」 2018/03/03
ニャンリッチ
21
再読。IoTの威力がピンとくる。あらゆるヒトやモノが「情報」としてクラウドに蓄積されるという事の重大さよ。そうして出来上がるのが、アップルやグーグルの巨大プラットフォーム。これから多くの産業や個人がそれに組み込まれ、すなわち、そこではアップル・グーグルが国家と同等かそれ以上の存在(神)になる。世界ではこんな壮大なことが起こっていたのか。プラットフォームによってこれからのライフスタイルがよりスマートになっていくワクワク感と、的外れな高性能化をしていく日本のエレクトロニクス産業の周回遅れ感を覚えた。2018/02/14