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内容説明
歌手エロキュスの躍動する激しい歌声を聞いたマーリー・・・、その時からマーリーをとりまく運命の糸が微妙に狂い始める。伝説の星“銀の三角”とは・・・!?時空を超えて、さまようラグトーリンは何者なのか・・・!?壮大なスケールのSF長編を収録した作品集第10巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小鈴
19
かなり久しぶりの再読。何度読んでも名作。これが1980-82年の作品、デビュー後11年目若冠31才、天才ですね。容易な解説が不可能な壮大な物語りは、SF用語と設定に相当慣れていなければ読みとけない。逆を言えば、それだけSF読解力の高い読者層がいたということ。この物語りは小説の言語化やアニメの映像化が可能だろうか!?マンガという手法だから描くことができ、マンガだからこそ視覚的な喚起力で読者に深く触発させる。萩尾作品でラグトーリン的存在はしばしばでてくるが、バルバラ異界ではもっと人間臭くなるのだ。 2017/07/10
mattya
8
SFマガジンで読んでました。記憶を保存して再生される主人公に衝撃を受けた事思い出します。先日携帯を水没してしまい、その後全く同じ記憶を持つ携帯を手にし、この物語をまた読んでみたくなりました。2017/03/27
しろうさぎ
6
kindle版でほぼ35年ぶりの再読。萩尾作品の中では難解とされるが、自分にとっては最高傑作。今回はSFとしても改めて感服した。特に「中央」には、クローン再生をはじめ、家庭用AI、タブレット、USBメモリ…と、1980年作とは思えない小物も登場。でも白眉はやはり美しい絵だ。古代ギリシアを思わせる銀の三角人、中世ヨーロッパ調の赤砂地王宮、吟遊詩人ラグトーリンの中東風装束など、作者の博識と創作力が流麗な描線で見事に発揮され、妙なる楽の音が響く世界が出現する。読者は眼が眩みそうなその時空を彷徨うばかりだ。2021/09/10
レンズマン
2
確かSFマガジンで連載していたんだよね。改めて読むとやはり傑作だなあと思う。2011/09/24
にゃ
1
母親のお気に入りのマンガで、私も子供の時からよく読んでいました。Kindle版が出ていたので懐かしくなって再読です。未だに色褪せない傑作ですね。当時、ラグトーリンにわりと本気で恋をしていた、ような気がします。彼女のアーモンド形というか切れ長の目が印象に残っていたのですが、今でもやっぱり切れ長の目をした女性に惹かれます(笑)2015/11/22
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