内容説明
『キスの魔法で』 モーリーン・チャイルド■アナは賑わうパーティ会場で、資産家の元恋人とよりを戻せとうるさい継母の撃退法を必死に考えていた。やがて、宿り木の下に立つ男性に狙いを定めると、近づいて背後から肩を叩いて言った。「お願い、私にキスして」振り返ったのは青い瞳のゴージャスな男性。にっこり笑い唇を重ねてくる。その瞬間、不思議な火花がアナの体を駆け巡った。
『もう一度愛を教えて』 サンドラ・ハイアット■「ただいま、ダーリン」――メグは目を疑った。彼が戻ってくるなんて。瀕死の大富豪ルークは、自分の死後、義弟に財産が渡ることを恐れ苦肉の策として、看護師のメグと便宜的な結婚をしたのだった。それから3カ月、瀟洒な邸宅で妻を演じていたメグに死んだと思い込んでいた名ばかりの夫は、ベッドを共にするよう命じた。■クリスマスをテーマにした短編2編――人気作家M・チャイルドの巧みな人物描写と、本作がRITA賞にノミネートされた日本初登場の実力派作家、S・ハイアットの斬新なプロットにご注目ください!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
cithara
1
私自身はハーレクインロマンスは好きなのだが、日本人女性全体に受け入れられることはまずないであろうと思ってしまった。ヒーローの体型はたいていムキムキだし(胸毛はデフォルトと思われる)、やはり男女とも肉食系なので、日本人の私としてはついていけないところが... ハーレクインではストーリー中に主にヒロインの勝手な思い込みによって別離の危機が! という場面が必ず挿入されているが、普段言いたいことを言うヒロインなのにこういう時に限ってシャイになる、という設定が不自然でいつもイライラしてしまう。でも止められない!2012/12/31
Mari
0
★★★2012/04/04