マネーと国家と僕らの未来

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マネーと国家と僕らの未来

  • ISBN:9784331518724

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内容説明

ビットコインが今すべてを変えようとしている...3歩先の世界を見通すスリリングなトークセッション!!

ビットコインを切り口に、新しいテクノロジーがもたらす未来社会を展望するトークセッション。 中心的な発行主体がなくアルゴリズムで動くビットコインは、ごく一部の人間の恣意的な金融操作が働かないという意味では、国家が発行権を握る既存の通貨よりも民主的とすらいえる。通貨以外にも、教員などの免許制度、就活、さらには領土や国家という枠組みそのものにいたるまで、実は既存のシステムが、最大多数の最大幸福の実現を妨げている面は少なくない。 では、テクノロジーを駆使して既存システムを解体し、アルゴリズムに任せればフェアな世界は実現するのか。それともアルゴリズムだけでは掬いきれないものがあるのか……。 新しいテクノロジーへの感度が低い日本社会に警鐘を鳴らし、テクノロジーを味方につける術を探る。

第1章 多数決のマネー
△お金は誰でも自由に作れる 堀江貴文
△アルゴリズムに任せよう
第2章 ビットコイン革命
△未来をイマジンできる脳とは 茂木健一郎
△お墨付きなんかいらない
第3章 所有からシェアへ
△好きなことして稼ごう 金杉肇
△消える仕事、生まれる仕事

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

23
お金の本質は信用という目に見えないもの(4頁)。ビットコイン(BC):中央集権的でない(16頁)。金杉氏はBC主流なら銀行は使われなくなる(43頁)。堀江氏や茂木氏は満員電車で通勤するサラリーマンを憐れんでいる(74頁)。茂木氏は、自民党が個人よりも国家にこだわるが、これは進化生物論としては無意味という(98頁)。金杉氏曰く、プチジョブとは短時間、小作業。翻訳、買い物代行、アンケートなど(116頁)。堀江氏は宅急便の自動化で佐川男子がいなくなるかも(127頁)。介護ロボットも現実的(128頁)。 2015/03/17

おおたん

6
ビットコインのことが書かれていて、BTCが4万円の時に可能性を語っている本。つまり、この本で当時、このお三方が見た未来は、現実になっている。ということを発行から6年後に読みました。もっと早く出会っていれば、「何か」変わったのかな?と感じます。個人的には、普段の仕事での「脳みそ」は、茂木さんですが、プライベートの「脳みそ」は、ホリエモン派かな?と思いました。ビジネスパーソンなら、脳の体操のつもりで読んでみてもいいと思います。2020/04/30

ぬらりひょん

5
2014年発行。ハッカーズ=音楽ユニットらしい。面白いメンツ。半分くらいビットコインの話。新しい物を危ないとか不安だと言って排除するのではなく、既存の制度や慣習を疑う脳を持たなくてはならない。各国通貨だけでなく国家そのものもいらないという意見に、なるほどなぁと思った。国家はともかく、インターネットで国境関係なく繋がる世界で、通貨が違うことに疑問を持つのは当然かもしれない。ビットコインなら政策に左右されることもなく、金と同様埋蔵量に上限があることがかえって信頼性が高い。2020/08/28

gokuri

4
管理者のいない制度に慣れていない人には、信用の制度的な裏付けのない通貨がなかなか成立するとは思いづらい。しかし制度側が禁止しないかぎり、こうした仕組みは生きていくのではないか。と思っていると、中国で禁止の動きが出てきている。しかし、グローバルなネット社会を受け入れれば、そうした禁止はいずれ突き崩されていくに違いない。2017/09/12

ひとまろ

4
ビットコインにまつわる対談。 仕組みからこれからのことまで。 スキームが実におもしろい。2016/01/14

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