内容説明
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番号制度を設計するために、その哲学や理念を明確にし、諸外国の事例を参照しつつ具体化の道筋を明解に示す。さらに、それによって開かれる社会とビジネスを展望する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideaki Kusunoki
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新人教育の関係で昔自分が新人時代に読んだ本を再読。7年前の本ではあるが、いつどういった経緯で住民登録などの制度ができたかという説明が簡潔にまとめられているので重宝する。マイナンバーが付番されて情報連携がそろそろ始まろうという現在では、この本の半分くらいが「そんな時代もあった」と昔話にできるようになったことは喜ばしい限り。2017/05/27
茶幸才斎
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平成27年の利用開始を目処に導入が検討されている「社会保障・税に関わる番号制度」に関し、共通番号の必要性を力説し、特にこれを納税者番号として使い、所得や資産を正確に捕捉して高い精度で公平に徴税できるようにすべき、と強く主張している本。筆者の描く青写真とは、利用分野の限定、住民票コードとは違う番号の付番、符号による複雑な連携基盤、という点で異なる制度設計が現在進行中である。それにしても、町の小さな薬局や介護サービス事業所までが専用回線(LGWAN?)で結ばれ共通番号を連携するなんて、全く想像できないのだが。2011/11/26
kozawa
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割と色んな観点紹介してあってこの分野に興味があれば読んでおいてよさそう。後半納税者番号制度と税の公平性へ話が及んで、それらについては著者の立ち位置が全面に押し出されすぎている気はするが、読むのに害があるとまでは思わなかった2011/03/20