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内容説明
レッドソックスの不動のクローザーとして活躍する著者。2013年シーズンは、見事ワールドチャンピオンとなり、胴上げ投手にもなった。39歳となった今シーズンも、活躍を続けている。本書では、著者が年齢を重ねながら進化し続ける理由を明らかにする。著者は「不安やプレッシャーは悪いものではない」という。「不安があるからこそ、準備を怠りなくと思うことができる。不安に押し潰されるのではなく、不安こそが自分を動かすエネルギーとなりえるのだ」と断言する。著者の毎日は、マッサージなどの身体のケアを他のどの選手よりも入念に行い、ストイックな生活をおくる日々だ。それは「ケアを怠ることで怪我をするなどして、後悔したくない」という一心だ。そしてその先にあるのは、マウンドに上るまでの覚悟だ。著者は、毎日小さな目標を立てて球場に向かう。雑草魂を糧にいかに壁に挑み克服してきたかを明らかにする。運命を切り拓きたい人は必読の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hatayan
43
2014年刊。巨人とメジャーで活躍した上原浩治投手の自叙伝。巨人に入ったのは「エリートに負けてたまるか」という反骨心から。怪我との闘いでは「諦めてたまるか!」と自分を鼓舞し、恵まれた選手が注目されるのを見て「今に見ていろよ」と闘志をたぎらせる。不安やプレッシャーがあるからこそ準備を怠りなく行い、いつでもベストの状態でマウンドに上がれるよう一日一日を積み重ねて自信を確かなものにする。それでも打たれたら自分が未熟だったということ。冷静かつ熱い心をもって地道に努力を続けることの大切さと読みやすく解説しています。2020/06/11
もとむ
23
日本人初のワールドシリーズ胴上げ投手となった、上原浩治のワールドシリーズ優勝までの軌跡。TV解説やYouTubeでの明るいキャラとは裏腹に?相当な努力家で、何よりも彼の反骨心には大いに共感する。チーム内での起用法やマスコミ対応、納得いかないものには直接意見し、改善されなければ「絶対に見返してやる!」と発奮材料とする。果ては学生時代、野球の特待生達がまだ使える野球用具を平気で捨てる場面を見た時「絶対にこいつらには負けない」と闘志を燃やす。実に熱い🔥僕も似たような経験をしてきたので、彼とは友達に慣れそう(笑)2024/10/16
かず
21
「覚悟」とは、「危険なこと、不利なこと、困難なことを予想して、それを受けとめる心構えをすること」というのが一般的な意味です。ところで、「覚悟」は元は仏教語であり、意味は「迷いを脱し、真理を悟ること」です。では、真理とは何か。私は、「一瞬一瞬を懸命に生きる」ことだと思っています。題名の「覚悟の決め方」を見たとき、脳裏に浮かんだのは社会党委員長だった土井たか子さんの「やるっきゃない」でした。普通の人は、どこかで自分にリミッターをつけています。それを取り払おう、というのが上原投手の主張です。チャレンジせねば!2019/06/14
kawa
19
野球でのセットアッパーの面白さ、重要性を教えてくれたのは、雑草・上原浩治だ。彼の野球人生はつねに逆境から始まり、それを跳ね返し周囲を唸らす結果をものにしてきた。そんな彼の野球哲学が綴られる。「あとから『こうしておけばよかった』などと悔いるのは最低だと思う」「毎日同じことを淡々と、黙々こなすー。これがいちばん難しい。」共感出来るなあ。アジアのナンバーワンチームが、ワイルドカード枠で大リーグのポストシーズンゲームに参戦するというアイデアも夢があって良い。折りしもポストシーズン、上原投手の活躍を祈ろう。2016/10/11
山下哲実
15
今まで私は覚悟を決める事が出来なくて幾つもの運を掴み損ねてきた。それで、どうすれば覚悟を決める事が出来るのかを知りたくて読んでみた。結局のところ、やるべき事をやった上でこれ以上出来ることはないと確信した人間にしか覚悟は決められないのだと思った。あとは天に任すしか無いという開き直った境地なのかな(^^)2023/06/08
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